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April 2006

April 27, 2006

またまたトランスフォーマー!

Sci-Fi

こんな映像を見つけて来ました。たった10秒の映像なのですが、インパクトあり。かわいいラストもご愛敬。まだまだトランスフォーマーの人気は衰えないようですね。

Sci-fi トランスフォーマー

というかよく見ると、人間とトランスフォーマーの合成がすごく上手くいってる。サラッと作ってるようだけどすごい技術。車の汚れも自然だし、色調も背景にリアルにとけ込んでる。この映像はたぶんTV局のジングルだから、そうお金はかけていないはず。なのにこの手の映像は、あまり日本で見たことない。こういう「ありえない映像をリアルに」サラリと作れる映像プロダクションがあれば国を問わずご連絡をお待ちしております。リールをお送りください。是非いっしょに仕事しましょう。

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ところで最近のアクセスを解析してると、去年のエントリー「見たことがない9分間の映像。」へのアクセスが増えてきてるんです。やっぱりあの映像は誰にとっても衝撃的なんですねぇ。

“Rendezvous" (9min)
filmed by Claude Lelouch

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中心性網膜症の診査結果が出てきました。進行はとっくの昔に止まっているということでレーザー治療はせず、ほぼ自然治癒にまかせるコトとなりました。みなさまご心配をおかけいたしました!!

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wrote by galliano : 11:29 AM | コメント (0) | トラックバック

April 23, 2006

TVC071 ルノー / 企業 / 「クラッシュテスト」

CrashtestTVC071:
"Crash Test"
by Nordpol Germany
for Renault





【CMストーリー】

とある研究施設で行われている自動車のクラッシュテスト映像。
しかし高速度撮影で壁に激突するのは自動車ではなく…


【コピー】

フランスからやってきた、
輝ける安全性を備えた車、ルノー。

ユーロ
NCAPクラッシュテストにて、
8車種が5つ星を獲得しました。


【CMアイデアカテゴリーと解説】

立派な状況の中でくだらないコトをする+あり得ない映像をリアルに作る
+置き換える・例える


このCM、バカバカしくて大好き。
まー内容は単純なんですけど。

昨日のトランスフォーマーシティより全然好きかも。

不真面目な映像を真面目に作るってホント面白いよねぇ。
音楽のセンスもいい。

実験映像に古い歌を合わせるのは
スタンリー・キューブリックっぽくて頭よさげ。

たとえば映画「博士の異常な愛情」のラストに流れる
ヴェラ・リンの歌『また逢いましょう』を思い出します。

音楽の力で、おバカな企画が立派に見えてくるから不思議。
真面目な事を真面目に言ってちゃ退屈ですからね。

えっ?「博士の異常な愛情」を見たコトがない?
それはありえませんので、早速見てくださいね。


【予測されるアドアイデア】

ルノーの衝突安全性はとても高い。まるでやわらかいパンのように。


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title: Past Experience
client: Heineken
agency: Leo Burnett
country: Australia


あの名作が1,481円!マジ安いっす。

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wrote by galliano : 09:24 AM | コメント (0) | トラックバック

April 22, 2006

TVC070 ハイネケン / ブランド / 「過去の体験」

Heineken-1とうとう街までトランスフォームしてしまう時代がやってきました。

TVC070:
"Past Experience"
by Leo Burnett Australia
for Heineken



【CMストーリー】

冷蔵庫のハイネケンが切れているのを発見し、タクシーに乗って買いに行く男。

すると彼以外のすべてに変化が起き始めて…

【コピー】

ハイネケン、1873年から変わっていません。

【CMアイデアカテゴリーと解説】

あり得ない映像をリアルに作る+時代を変える

【予測されるアドアイデア】

もしあなたが1873年にタイムスリップしても、ハイネケンは同じ味です。

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agency: Leo Burnett
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wrote by galliano : 02:36 PM | コメント (0) | トラックバック

April 21, 2006

TVC069 アディダス / adicolor / 「ピンク」

120911511 86-1

様々な色を美しく見せるために最初にすべき事は、純白の下地を用意することである。-レオナルド・ダヴィンチ

TVC069:
"Pink"
for adidas adicolor

23年前に真っ白なシューズと6色の耐水性マーカーのセットでデビューした、知る人ぞ知るadicolorがリニューアルして復活しました。その告知キャンペーンの一環として、各色をテーマとした映像がウェブ上で公開されています。その中のピンクがいいんだなこれが。一度見たら忘れられない映像、悪趣味と美しさの融合。なんだか怖くて、激しくステキ。これを見ると最近よく目にするスワロフスキの過剰な貼り込みテクが世界中で流行ってることがわかります。並木橋のアマランスラウンジのセンスとも通じるところがありますね…。好きなんです。アマランス。はい。他の色のadicolor映像は左上のパレットからジャンプできます。

さて、CMアイデアカテゴリとしては…難しいですねこれは!「好きな色に染まってしまえ!」なんてメッセージだと思うので「あり得ない映像をリアルに作る+置き換える・例える」って感じでしょうか。

04-1

それとですね、ベルリンでのadicolorのOOH広告がイケてるんですよ。こちらをクリック<adicolor berlin> adidasとしか書かれていない真っ白なビルボード広告を複数確保し、ストリートのグラフィックアーティストに好きな絵を描かせる。その後、絵の上に靴の部分だけ切り抜いた紙を貼って、世界に2つとないadicolorのポスターが次々と完成していく。お金も手間も全然かかってないのに新しい。最小の努力で最大の効果だっ!…アイデアがある商品には、アイデアがある広告が似合いますね!

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wrote by galliano : 02:34 AM | コメント (0) | トラックバック

April 09, 2006

白い恐怖

わたくし、死の危険を感じましたよ…

是非その恐怖をみなさまにも感じていただきたい。
それは金曜日の眼科でのこと。

以前、目黒の眼科にて中心性網膜炎と診断されたわたくしは、
表参道にある某大手眼科クリニックを紹介されました。

交差点近くにあるそのクリニックは
レーザー手術もできる本格的な医院なのです。

ここで病状を分析するカメラ診断を行うため、
わたくしの血液内に造影剤を点滴することに。

まずは造影剤のアレルギーチェックから。
少量の注射を、右腕の手首の下あたりに、ぷすっと。

これが時間が立つにつれて痛みが増してくるんですよ。まじ痛い。
やがて刺した場所がぷくっと膨れてました。

「んーちょっと反応出てるけど大丈夫でしょ」と先生。
しかしアレルギー反応がある液体を血液内に入れたことないですが…

「アルコール強い?」

「わりと強い方です」

「じゃ、少し気持ち悪くなるけど大丈夫だね」

きっ気持ち悪くなるんですか…
まぁしょうがなく本格的に点滴される運びとなりまして。

ちなみに眼科に行ったことのある人はご存じだと思うのですが
眼科の診察室って暗いんですよ。常に夜中って感じ。。。

さて点滴は右腕の注射跡がまだ傷むので左腕にしてもらうことに。
針が刺さるのを見てるとかえって痛いんで、顔は右に向けて。

ぷすっ。

オバチャマ看護婦が点滴針を刺しました。
うう痛い。しかししょうがない、早く終わらせて。

と思ってると左側がなんだか騒がしい事に。
「あれ、おかしいわね」とオバチャマ。

瞬く間に2人の看護婦が集まってきて
ああでもないこうでもないと言い出した。

「逆流してこないわよ、おかしいわ」

「ちゃんと刺さってるのかしら」

「刺さりすぎちゃったんじゃない?」

おいおい、怖いよ。

「腕が曲がったまま刺しちゃったから、かしら」

「もうちょっと伸ばせばよかったのに」

「針を少し抜いたらいいんじゃないかしら」

「こう?」

「いやもうちょっと、ほんのちょっと抜いて」

そんな適当な事でいいのか。

目を診察する機械の向こう側で処置を待っている先生も
「ちょっと抜いてみて」

おいおい、先生も適当だな。

「あっ」

オバチャマの小さな悲鳴と共に、
左腕の関節から液体が噴出した感覚が。

何かが腕をたらたらたらと流れ落ちていく。。。
針はすでに抜き取られているらしい。

「あ、あ、あ」

即座にいろんな手がわたくしの左腕を拭き始めた。
ま、まさか血が噴出!?なんかタダゴトでない感じ?

しかし注射跡はテキパキと処理されているようで、
針穴に脱脂綿が置かれ、テープで巻かれる感覚が。

恐る恐る左を見ると、腕はすでにキレイになっていた。
造影剤が噴出しただけのようで。。。ほっ。

しかしさっきのオバチャマ、また針を持って
次を何処に刺すか考えてる。

あのね、左腕の点滴を刺すような場所は
すでにテープでぐるぐる巻きになってるでしょ。。。。

「次は右手にお願いします」

なんでこんなことをわたくしが言わなくてはならないのか。

「そうね、右がいいわよね」

「そうそう、右にしましょ」

「こんどは腕を真っ直ぐにしないとね」

ここでなぜ同時に3人の看護婦が右に移動するのか。
1人でいいだろ。

「はいはいごめんなさいね」

「ホントごめんなさいね」

「腕を台に乗せてまっすぐに伸ばして」

「親指を中に入れてぐっと握って」

「そうそう」

「ここかしら」

「そこそこ」

「それそれ」

なんでもいいけど静かにしてくれないかな。
同時にしゃべるから何言ってるのかわからない。

と思ってたその時、一人がこう言った!

「ところで3人もいると何したらいいのかわからなくなるわね」

だから頼んでないよ3人も!その発言は怖いよ!
ちょちょちょちょっと助けて!!もうやめようよ!

「医療事故」とか「病院に殺される」などのコトバが
頭の中を飛び交い始めたその時。

ぷすっ。

「えーと、あ、どうかしら」

「うまくいったみたいね」

「先生準備完了です。」

ほっ。

先生「ではこの機械のここにアゴを当てて、
   こっちに額を付けてください」

椅子に座り、左に点滴の針を刺したままで、
ちょっとキツい体勢ですよ…

先生「今から30回ほどフラッシュが光りますからね」

30回はキツいっすね!

先生の手がのびてきて、
わたくしのまぶたが閉じないように押さえました。

「じゃ、始めて」

「はい、点滴を始めます」

フラッシュが光り始めました。
そりゃぁまぶしいよ!

同時に胃がムカムカしてきました。
こ、これがアレルギー反応ですか…きもちわる〜〜

疲れました。。。。。。。。。。
結果は再来週に出るそうです。

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表題を借りたヒッチコックの病院系サスペンス映画をご紹介。
主人公のトラウマとダリの絵とテルミンの音色がシビれます。

白い恐怖
白い恐怖
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5 ヒッチコックの心理劇、ダリの絵、テルミンの音楽
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