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July 24, 2006
ファースト・コンタクト
さて、やってきました宣伝会議コピーライター講座の初講義!初めて出会う生徒達40人を相手に、2時間ぴったりしゃべって来ました。途中ビデオの音声がうまく鳴らなかったり、最後に時間が足りなくなってしゃべりが2倍速になったり、予定していた人気投票の時間もなくなって断念したりとかなり厳しいトラブルが頻発しましたが、なんとかラストまで完走しました。ほとんどのトラブルはセミナーの中身を詰め込みすぎた自分に原因がありますが…(笑)確かに濃厚な2時間だったような気がします!
生徒達の反応はというと…うーん、どうだったんだろう(笑)前回の学生達相手の講義もそうだったのですが、一方的に話すスタイルだと付いて行くだけでいっぱいいっぱいになっちゃうのかも知れませんね…☆しかし、どうしても教えておかなくてはならないCMプランニングの基礎の話ばかりだったので、全三回のうちの第一回講義としては、これでいいのだと自信をもって言わせていただきます。はい。しかし、次回はちょっと趣きを変えてみる予定です… 生徒の皆さん、お楽しみに!
ちなみに第一回講義「CMの基礎」は
こんなメニューでした。
第一部 講義
1:自己紹介
2:CMの罪
3:CMの要素
4:ケーススタディ
5:面白さの本質
6:CMの勉強法
第二部 提出された課題の講評
1:よく見かけた問題点
2:上位作品講評
3:表彰式
4:次回課題ブリーフィング
この他にあらかじめ全員の提出課題(40名)の講評を
一人150字ぐらいで書いておいて、当日配布。
以上について準備してきたわけですが、結局例によって講義のギリギリ直前まで仕上げててました。
ちなみに講義のスタイルは毎度の高橋メソッドでした!
次回講義は8月19日です☆
(上の写真はこの講義のために作成したマインドマップ)
[blog]
wrote by galliano : 04:09 AM
July 21, 2006
インベーダー祭り
最近なんだかやらないといけない事が多くて
なかなか広告について話が書けません。
というか広告どころか最近何も書いてないやん!
とお嘆きのみなさまのために、暑中見舞いとして
昔懐かしいインベーダーゲームの映像をお送りいたします。
Human Space Invaders
アイデアも素敵なんだけど、すごい手間ヒマがかかってますね!
全部手作業で一コマ一コマ編集したのだろうか…よく仕上げたなぁ…
さてこの映像の面白さについて考えてみましたが、
やっぱりあの面白さの法則に乗っ取ってるんですよね。
「誰もが理解できるモノなのに独特のスタイルで表現されているから脳に強くインプットされる」
みんなが知っているインベーダーというモチーフを使って
まったく新しいスタイルで表現しています。
もうひとつ「記憶の弦を鳴らす」という言い方もあるのですが…
さて、お次もインベーダーゲームの映像ですが
ちょっと驚くストーリーになっています。
2003年のケンイシイのPVから。ではどうぞ。
KEN ISHII VS FLR - SPACE INVADERS 2003
うーん、切なすぎる…
プチ感動してしまいましたよ。
誰が監督したのかな。
ご存知の方はメールくださいませ。
人間インベーダーについてはgeorge/80002さんから情報をいただきました!
[blog]
wrote by galliano : 02:41 AM
July 10, 2006
GTRデザイン更新中
見てすぐおわかりのとおり、ブログデザインの更新中です。でもなかなかしっくりいかないんだなこれが…完成にはまだまだ時間がかかりそうです。さて今日はやっとSmapアテレコCM全タイプを見ることができました。ってサイトに行けば誰でもすぐ見られるんですけど… 見た感想は…さすがです。毎回ハードルを上げ続けて来た土壌のうえに、今回の表現が生まれたことがわかります。ホットペッパーCMが世の中に認知されてるからこそ可能になっている乱暴…というか激しい表現もありますね。
さてこのシリーズの面白さは、宴会などの場で普段交わされているような会話と宴会とは全く関係ない映像とを絶妙なバランスで組み合わせた所だと思います。すなわち、普通の会話をこれまでに存在していなかったスタイルで表現している。だから誰もが簡単に理解できるCMなのに、脳に強くインプットされる。そして会話と映像の接着剤は、独特のイントネーションを持つY先輩の声。このスタイル全体がすでに勝利の方程式になってるんですよね。わたくしも方程式をひとつ持っていたのですが先日取り上げられてしまい、いまだ次のネタが見つかってません。あぁ困った困った。
ちなみに上の「誰もが理解できるモノなのに独特のスタイルで表現されているから脳に強くインプットされる」という方程式を、アートの世界でも最近発見しました。それは7月2日まで東京都現代美術館で開催されていたカルティエ現代美術財団コレクション展の出品作の一つ、ライザ・ルーによる「裏庭」です。15m×18mの大きなサイズで作られた原寸大の裏庭は、草や木や花、ピクニックテーブルからその上に置かれたサンドイッチから、その全てがガラスビーズによって作られていました。何人ものボランティアが参加しても完成までに2年かかったという気が遠くなるような作業を経て、誰もが見た事があるような景色が異質なモノとして眼前に迫って来ます。
カルティエ現代美術財団コレクション展サイト
(主な展示作品をクリックしてみてください)
景色の再構築がアートとして成立するのであれば、会話の再構築であるホットペッパーのCMシリーズもアートであると思うのですが、どうでしょうか。