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May 2006

May 30, 2006

TVC074 トヨタ自動車 / 企業 / 「Human touch」



昨日のYou Tubeテストに引き続き、
今日はGoogle Videoのテストです。
こちらはちょっとectoと相性が悪いな…

このCM、なんと企画は日本!
GTRにおける初めての日本発CMのご紹介です。
プロダクションはUKのStink、監督はNe-o。
ポストプロダクションはGlassworks London。
でもいったいどこでオンエアされたのか…日本?海外?

ご存知の方、情報くださいませ。

【CMアイデアカテゴリーと解説】

ありえない映像をリアルに作る+置き換える・例える+擬人化する

Agency: Hakuhodo, Tokyo
Agency Producer: Yasuyuki Kubota
Creative Director: Hideyuki Tanno/Tetsuya Tokimatsu/Masahiko Ishii
Copywriter: Tetsuya Tokimatsu
Art Director: Hideyuki Tanno/Kahori Nakatani
Director: Ne-o
Production Co & City: Stink

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[TVC][02 ありえない映像をリアルに作る(Real-looking unreality)][05 置き換える・例える][16 擬人化する] 
wrote by galliano : 09:40 AM

May 28, 2006

You Tubeのテストです。

最近You Tubeの画像をブログに貼付けている人が増えて来たので
わたくしも真似してみます。上手くいくかな。。。


宇多田ヒカル「Wait & See」

おお、すごい。上手くいった。
このバイク欲しい…

(著作権的に問題があれば消します)

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[blog][MUSIC VIDEOS] 
wrote by galliano : 10:08 PM

May 27, 2006

Japander.com

Japander

Japander 】 名・自動

1.短時間で多額の出演費を獲得するために自らの名声を利用して
 日本でのみ展開される広告に出演する西欧のスターの事。

2 日本のメディアで自らの尻を見せる事。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記のような強烈な皮肉で始まる
恐るべきウェブサイトを発見しました。

それはこのJapander.comというサイト。
海外のスターが出演した日本の広告を
こりゃよく集めたなっていうぐらいアーカイブ化してます。

新しいCMもありますが、
久しぶりに見るCMもいろいろ見つかりますよ!

ダン・エイクロイドのフジテレビとか

ナスターシャ・キンスキーのLUXとか

ロッド・スチュアートのレガシーとか

マドンナの(焼酎)とか。

雨の週末は、懐かCMにひたってくださいませ。

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[blog] 
wrote by galliano : 05:42 PM

TVC073 Buenos Aires Zoo / 企業 / 「Together」

ZooTVC073:
"Together"
by Leo Burnett Italy
for Buenos Aires Zoo





【CMストーリー】

一緒に毎日を暮らしている白熊と猿。とても仲が良さそう。
運命の日がやってくる事も知らずに。

【コピー】

再び一緒になった彼らを見に来てください。

【CMアイデアカテゴリーと解説】

出会う・別れる+時代を変える+説明する

【予測されるアドアイデア】

動物園とは、地球の歴史の縮図である。
これも大好き。
すばらしいイマジネーション。
ほんの60秒で数千万年の旅に連れて行ってくれました。

仲良しの二人が不可抗力によって別れるというのは
太古の昔から続く定番のドラマです。
劇性を高めるにはもってこいのモチーフ。
ロミオとジュリエットしかり、ウェストサイド物語しかり。

またこの手触りを感じるアニメーションがいい。
手書きのように仕上げているけど
かなりCGを多用していると思います。

そして音楽!
透き通った女の子の歌声を聞いたら
わたくしの大好きな「太陽の子どもたち」という
小野リサさんの歌を思い出しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
▼名盤です。もう14年聞き続けています。
セレナータ・カリオカ
小野リサ
BMG JAPAN (2000/05/24)
売り上げランキング: 54,822
おすすめ度の平均: 4.33
5 名盤です!
4 聴くだけで心和ませてくれる。ボサノヴァのマジックがいっぱい。
4 太陽の子どもたち
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[TVC][07 出会う・別れる][10 時代を変える][19 説明する] 
wrote by galliano : 08:33 AM

May 25, 2006

TVC072 Aqualtis / 洗濯機 / 「Underwater World」

Aqualtis
TVC072:
"Underwater World"
by Leo Burnett Italy
for Aqualtis

【CMストーリー】

海底の美しい景色。海草たちはゆらめき、カラフルな魚達が泳ぐ。

と思ったらそこは…

【コピー】

中は、でかい。

【CMアイデアカテゴリーと解説】

あり得ない映像をリアルに作る+置き換える・例える+誇張する

【予測されるアドアイデア】

Aqualtisの洗濯機の中はとても大きい。まるで海のように。

これはいいねぇ。
アニメーション会社はパリかぁ。
音楽はヴァンゲリス。そこもまたいい。
ヴァンゲリス大好きなんですよ。

撮影法、合成のテクニックなど
とてつもなく高いレベルだと思います。
是非制作費と制作期間を聞いてみたい。

日本で同じCMが作れるのだろうか(作れると言って!)

追記:
ミラノのCDに聞きました。
制作期間は3ヶ月、制作費は1億弱でした。
ここまでの予算をかけているということは…
ヨーロッパ全域向けのCMだと思われます
今メーキングビデオを取り寄せてます!
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[TVC][02 ありえない映像をリアルに作る(Real-looking unreality)][05 置き換える・例える][23 誇張する] 
wrote by galliano : 09:11 AM

May 15, 2006

ウラミハラサデオクベキカ2006

『サラリーマン川柳コンクール』のベスト10が発表されたので見に行ってみました。これはいい!会社で思わず笑ってしまいましたよ!特に笑った作品をここに転記します。

昼食は 妻がセレブで 俺セルフ

片付けろ! 言ってた上司が 片付いた

散髪代 俺は千円 犬一万

その他はこちら▼
http://event.dai-ichi-life.co.jp/senryu/2006_best100.html

もう素晴らしすぎ。ここにも、わたくしが常に言ってる【人をうなずかせる力】がありますねぇ〜!

11位以下が全然面白くないのも面白い(笑) やっぱ票を集めない川柳って、言ってる事は決して間違ってないけど、どこか普通なんだな。そして普通が票を集めないって所は、広告も全く同じだね。

というわけで、なぜ上の3つが面白いのかを、広告を企画する人間として軽く分析するに、ぜんぶサラリーマンの『恨み節』がバックに流れてるんですね。

「セルフ」と「犬一万」の句の裏にあるのは、『がんばって仕事しているのはオレなのになぜ扶養家族の方が贅沢してるんだ〜〜〜妻も、そして犬までも〜〜』という恨み節。ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ〜「魔太郎がくる!」by藤子不二雄A in 2006な感じ。人間の根源的な感情のひとつである【恨み】が比較文の中で描かれているのが面白いんだな。

「片付いた上司」にも普段偉そうに言われているというイライラによる【恨み】がある。また偉そうにしている人が失脚するという、平民から見ると嬉しい気分になる【逆転のカタルシス】もある。そして次に片付けられるのは自分かも、という【ブラックユーモア的恐怖】もある。そう考えると3つの中で一番よくできてる句はコレかもね。

恨み節最高!!人間っぽいね!!

しっかし、なぜ面白いのかを、川柳まで分析してるのは明らかに職業病(笑) まぁ仕事の素振りをしている感じなのですが。

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wrote by galliano : 08:27 PM | コメント (0)

May 13, 2006

ショーンKさんと知り合う

Shorn P最近よく行く恵比寿の「バー・ラトリエ」。それは普通のマンションの3LDKをお店に仕立てた、看板も何もない究極の隠れ家バー。なのに夜中は満員になるという不思議な魅力を放つお店なのです。このバーを一人で切り盛りしているのが美人マスターの「ぼりーに」さん。彼女が「ヘルシーな夕食メニューを始めました」とおっしゃるので、先日、プールで泳いだ後にお邪魔して来ました。

仕事が終わってから1キロ泳いで心地よく疲れた体に、ハイネケンを流し込みつつメニューを聞いてみると、今夜の献立は「特製:豚のしょうが焼き定食」!!! これがもーうまうま! ご飯にお肉にサラダだけというシンプルさがまたいい! そして、なんと「1日限定2食」だったんです!!!その限られたレア定食をゲットしたもう一人の方が、初めてお目にかかるショーンKさんでした。

わたくし最近やたらと「経営コンサルティング」という言葉に敏感でして、NYを拠点に世界にネットワークを持つ経営投資コンサルティング会社のファウンダーであるショーンKさんは、実は以前から注目してた人だったのです!って先日偶然お会いするまでしばし忘れてたのですが…(ショーンさんすみません!)

そして広告ビジネスに関する、最近どうも気になるいくつかの疑問をショーンさんに投げてみると、次々と「今」の生な広告ビジネス事例が帰ってきました。やっぱり疑問に対するわたくしが思っていた仮説はほぼ正しいようで。おーいぇい。明日の自分の姿がおぼろげながら見えたような気がします。どんな話をしたのかは、内緒です…☆

うまうま飯とうまうま会話。次の日が早かったので先に失礼しましたが、とても良い夜でした。ショーンさん、企業コミュニケーション戦略のブレスト大会、またやりましょうね!それにしても「ぼりーに」さんのお店の人脈はスゴイ…

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wrote by galliano : 05:49 PM

May 05, 2006

【ホラ勉:2】キラーコンドーム

Killer-Imgさてホラ勉第二弾は「キラーコンドーム」。1996年制作。ずっと気になってたこの映画。周りの評判も良かったし、ジェリー•ビーン氏による広報ビジュアルのキッチュな印象も強烈だった。

結論から言うとなかなか気に入った。B級に徹しつつもエンタテインメントとして成立している。最初はH.R.ギーガーデザインの人喰いコンドームがグニャグニャと都市を徘徊するだけのストーリーかと予想してたけど実際は全然違って、孤独な男が愛を手に入れるというけっこう真面目な話だった。しかも主人公のルイージ刑事は「女の尻よりも男の固いケツがいい」なんてリアルなセリフを語るゲイだった。男が男を求める純愛映画。これはかなり予測外。ルイージは小柄で中年で頭髪は薄いけどペニスの長さは32センチという設定。映画の全編に渡って彼の「チンポ」「キンタマ」ていう直接的なコトバが飛び交うのが小気味よい。

舞台は娼婦や男娼が客と変態プレイを重ねるNYの連れ込みホテル。客室に備え付けの無料コンドームが事件を引き起こす。主人公もキンタマを一つ食いちぎられる。復讐に燃える彼はなぜかシシリア出身でしつこい性格。おとり捜査にかり出されるノーマルの同僚は無理矢理ハードゲイクラブに潜入させられ貞操の危機に直面する。元警官でルイージにかなわぬ思慕を寄せる女装歌手で男娼のボブは本名で呼ばれると烈火の如く怒り「バベットよ!」と声を荒立てる。捜査を進めるうちにマッドサイエンティストと狂信的な教条主義者の姿が見えて来るのだがそこはあまり重要ではなく、監督の目線は、不器用ながらも懸命に生きている変態達のキャラクターの方に向けられている。そう、この映画、ホラー映画というのは仮の姿で、その実は「変態の世界でしか生きられない人々」と「生殖行為以外の性行為を撲滅すべきと考える人」との戦いの話なのだ。ラストについては言及しないが、全体的にいい意味で裏切られた映画であった。同性愛的にエロスなシーンもあるし、笑える箇所もある。B級らしく、ホームパーティーなどで友人と酔っぱらいながら見るぐらいの距離感がちょうどいいか。

不思議だったのは全編ドイツ語というところ。NYの警察も変態も記者達も、アメリカ大統領の演説まで全てドイツ語だった。というのはこの映画、実はドイツ映画なのだ。「ラスト•エンペラー」や「SAYURI」を例に出すまでもなくアメリカが制作した映画は世界のどこを舞台としようがセリフが英語になるのは通例で、わたくしはそれを米国的植民地政策映画と思っていたのだが、日本と同様に敗戦国のドイツ人も同じような事をしているとは知らなんだ。日本で言えば宝塚の配役のままフランスロケで「ベルサイユの薔薇」を映画にしたようなモノか。とにかく、セリフの言語が現地の言葉と違うことを気にしないという点において、欧米人の考えている事はさっぱりわからん。さてここで皆様におねがい…この映画がアメリカでウケたかどうか知ってる人は是非教えてください。

この映画はB級映画を愛するあなたにお勧めです。大作好きと生真面目な人とキリスト教原理主義者の皆様にはお勧めしません。次回のホラ勉は「キラーアイ」です。

日本向け広報イラスト(画像参照)を描いたジェリー•ビーンさんのサイトはこちら

▼DVDはこちら。

キラーコンドーム
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おすすめ度の平均: 4.17
3 バカですね
5 うまくまとまった楽しいB級娯楽作
5 ついにヤツらが牙を剥く
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wrote by galliano : 09:29 PM | コメント (0) | トラックバック

May 02, 2006

【ホラ勉:1】オーメン

Omen-Thumbちと私的な目的で、ホラー映画の勉強が必要になりました。略してホラ勉 in GW。

第一弾として、わたくしが小学校時代に大ヒットした映画「オーメン」を鑑賞。ちゃんと通しで集中して見たのは初めてかも知れない。で感想はというと、ストーリーはシンプルなのによく練られてるし、グレゴリアン聖歌をモチーフとしたジェリー・ゴールドスミスの音楽も素晴らしい。全体を通しての映画の緩急のリズムもいい。今では当たり前の音響装備であるドルビーサラウンドもCGもないけどじゅうぶん楽しめます。ひたひたと迫る恐怖。これぞサイコスリラー。観客の想像力を刺激するには、優れたアイデアがあればそれで充分なんです!

なによりも感心したのは、グレゴリー・ペック扮する主人公が、実の子ではないにしても自分の養子を殺そうとする、その狂気の行為に至るまでの事件、そして動機の積み重ねが丹念で、見ていてほとんど疑問がないどころか主人公に同情まで感じてしまう。映像ストーリーを動かすには動機は重要なんです。映画でも広告でも!

DVDの映像特典のインタビューを見ててわかりましたが、プロデューサーに脚本、監督、編集など、才能のある人が集まるとスキのない芸術品のような映画が出来上がる好例と言えるでしょー。また家族の愛と狂信的な啓示がストーリーに織り込まれているとあっては、そりゃ作られた途端にカルト映画の仲間入りしたのも理解できる。公開当時、笑福亭鶴光が土曜日のオールナイトニッポンで「オーメン」「コーヒー」「ライター」と連呼してたのも理解できる。そのうえ当時としても低予算。なのに世界的大ヒット。

うーん、今日も負けてられませんよ…

明日のホラ勉は「キラー・コンドーム」です。

ちなみに今年の6月6日、新オーメンが公開されます。
やっぱり公開は朝6時から? 映画のサイトはこちら。

 
 

追記:オーディオコメンタリー・監督と編集担当の会話より(カッコ内は感想)

最初のスーパーの出し方から低コストの話(金がないのはどこもいっしょ)
制作費は222万5千ドル(うち2万5千ドルはジェリーゴールドスミスのギャラ)
悪魔の話もグレゴリーペックが演じれば観客は信じてしまう(配役は重要)
撮影担当のギルバートテイラーはものの対比がうまい(スターウォーズも彼)
試写は大騒ぎ(そりゃ怖いよね)
フィルムの成功は音楽の力が大きい(何度も言ってた)
ドクターフー(聞いたことあるけど見たことない。研究しなきゃ。サイトはここ
信じていないコトが信じられるようになる
(映画とは信じられない話を作ってそれを納得させるプロセスのことかも?)
クリーンな画面構成にグッドペース(シンプルな映像にノリのいい編集)
アリフレックス235は凄い(最近バージョンアップしたらしい)
夫が妻に言った最初のウソがラストの異常な行動のモトとなる(他人のウソは楽しい)
グレゴリーペックの「モーガン」もいい(こんど見よう)
監督が興行収入の2%をくれと言ったらPに断られた(結局監督料のみ)
Less is more(やはり真理か)
撮影中に起きた数々の不幸な出来事(怖いよ)
ストラビンスキーのリズム、バルトークも入ってる(ベスト盤買いにいきます)
最初は違うラストシーンだったがフォックスのアランラッドJr.が変えた(正解)
ラストシーンの表情には秘密があった(教えてあげない)

 
 

▼インタビューやオーディオコメンタリーは25周年の特別版DVDに入ってます!

オーメン〈特別編〉
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おすすめ度の平均: 5
5 追悼 ジェリーゴールドスミス
5 聖書をモチーフとしたホラー映画の傑作
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wrote by galliano : 03:45 AM | コメント (0) | トラックバック