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May 25, 2009

Make: Tokyo Meeting 03








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雑誌「Make:」
主催による第三回目のTokyo Meetingに参加してきました。前回は昨年の11月だったから半年ぶり。その時の報告はこちら。雑誌が積極的にミーティングを開いてコミュニティーを育成していくっていう構図は3回目になってもやっぱり新鮮。場所は多摩センターにあるデジタルハリウッド大学…って、こんなところにデジハリがあるとは知らなんだ。かなり郊外の大型団地の一角に位置し、多摩センター駅からもモノレールで一駅かかるという便利とは言い難い場所でしたが、会場内はいつものようにギークな血潮がぽたりぽたりとしたたる熱い展示が繰り広げられていました!
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Beatnic.jp 手作り電子楽器を鳴らしてみよう 手作りの電子楽器を実際に音が出る状態にして展示します。参加者には、ご自身で実際に楽器に触っていただき、操作していただき、その音を実感してもらうのが狙いです。参加者とは、対話を通じて実際に音を出しながら、楽器の作り方だけでなく演奏技法や、音楽制作の方面でも幅広く情報交換できればと思っています。(プログラムより。以下同様)

やっぱりね、シンセイサイザーから見始めてしまいます。見よ!この自作&改造楽器の数々。いちばん下の黒くて長いのは学研のシンセサイザーSX-150用のリボンコントローラー。実に触り心地のよい一品でした。材料も教えてもらったので近日作ろうかなと。
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Craftwife クラフトワイフは、作る事を愛するガールズ・バンド(但し人妻)で、フリーウェアのリアルタイム音響合成プログラミング言語・SuperColliderの熱狂的なファンであるtn8によるプロジェクト。キャッチーな見た目に、テクノロジーと哲学を隠しつつ、iPhone片手に自作のプログラムをコントロール。7、80年代のテクノポップを奏でます。昨年の MTM2でお披露目したリアルタイム映像サンプリングプログラムにつづき、今度は電子工 作と洋裁がドッキング?! 作れ! プログラミングとコスチューム、そして愛?

Craftwifeは見たかったプログラムの一つでした。Pocket CalculatorやAutobahn風の楽曲をiPhoneでコントロールする手法が新鮮。全てのSuperColliderプログラムは自作というからスゴ過ぎます。SuperColliderは音楽用の言語だかなんだかですが、詳しい事はわかりません。それよりもライブ中に音楽と服のLEDがシンクロしてましたよ!そして伝説の特製ティッシュもいただきました。家宝にします。人妻メンバー募集中だそうです!
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▶Gaje Analog2.0 アナログシンセサイザー 自作のアナログシンセサイザーなど、アナログ電子楽器を展示します。設計や製作方法を 自作者向けに公開したアナログシンセサイザー「Analog2.0」をはじめ、さまざまな自作楽器を紹介します。

手前のアナログシンセサイザーは作者が26年前の高校生時代に作り、今でもリノベーションが続いているという一品です。高校生が自作でシンセイサイザーを作ってた!もう頭クラクラ来ますね。シビれますね。触ってみましたが素直ないい音鳴らしてました。奥の銀色で台形に立ってるのはその現代版で、近日キットが発売される事になっているAnalog2.0。パッチングが出来る素晴らしい一品。コレ、夏休みに作ります!ちなみに学研のSX-150はこの方の設計だそうです。なるほどー。
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▶Open Reel Ensemble 「Open Reel Ensemble」は改造した古いオープンリール式のテープデッキを複数台用いたライブパフォーマンス !! 一見時代遅れのように見えるオープンリールをUSB接続できるように改造、テンキーやiPhone、リール自体をインターフェースに、その場で録音した音や声を加工しつつ、原始と未来の響きを奏でる !!

これは写真では絶対になんのことやらわからない展示。この4台の改造テープデッキを、USBとiPhoneで制御して録音と再生を繰り返し音楽を奏でるという、楽器というよりは発明品に近いモノです。テープの早送り音や巻き戻り音はアナログなので実に耳に優しくエレガント。昔のラジオCM制作風景を思い出す。バックトラックもよく練られた楽曲で完成度が高い。あると思いました。プロの匂いがしました。
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▶菊地秀人 HTLAB.NET - 自作ジェットエンジン、巨大テスラ コイル、レーザープロジェクタの展示です。 プレゼンテーションも交え、実演させていた だきます。大学受験が間近のため、今回を最後に一時休止しようと思います。また、いつかお会いしましょう。 [プレゼン]「とっても簡単!家で作れる ジェットエンジン」「レーザープロジェクタ  Arduinoの応用」

このテスラコイルは高校生の展示でしたね。初音ミクの音楽に合わせて放電が音楽を奏でてます。いやー僕が今高校生だったらこのへんの事やってたのは間違いない。けど、ジェットエンジンやレーザープロジェクタまで作る彼は実にアンファン•テリブルでした。大学受かって早く戻ってきてねー。あと次の曲はミク以外にしてねー。(追記:テスラコイルの制作者はhirosiさんでした。ここに訂正いたします。)
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▶スイッチサイエンス スイッチサイエンス出張販売 いつもウェブで販売している全商品を持参して即売します。 来場者の方、出店者の方に、少しですが割引販売します。

前回Arduinoを購入したスイッチサイエンスで、また3つArduinoを買ってしまいました。さて次は何を作ろうかなと。

▶米本電音研究所 楽しい電子楽器 自作のススメ 東東京が生んだハンダ付けのうまい電気音楽家、米本電音研究所の代表、米本実の出展と プレゼンテーション。 自作の電気楽器を用いたトーク&ライブパ フォーマンス、手作り電子楽器「ヨネミン」とオーム社刊「楽しい電子楽器 自作のススメ」の販売。

あ、米本さんの所では写真を撮ってなかった。難しく考えるよりも楽しく楽器を自作しようよ!というコンセプトの展示でした。書籍を購入してサインをいただきました。

▶Marco Tempest Augmented Realityカードマジック マジシャンがマジックをする時、一体何を考えているのでしょう。マルコが今回披露する Augmented Realityカードマジックは、最新のAugmented Realityテクノロジーを取り入 れ、マルコが自分の頭の中へ私たちを導き寄 せます。メガネに接続されたカメラから通してみるマルコの視点と、マルコ自身が思い描 いているビジョンが見事に融合し、ライブで スクリーンに映し出されます。 マジシャンが難しいテクニックを駆使し、観客をだまそうと考えていると思われた方、それはとんでもない間違いです。

これも見たかった展示。AR(拡張現実)テクノロジーを活用したカードマジック。生で目の前で見ることができました。会場は満員で超熱気でした!いつだってマジックは人気コンテンツ。流れは上のビデオと同じだったけど、すべて日本語に翻訳されてました。マジックが終わった後、マルコさんは全てのARテクニックを公開してましたが、基本はカードゲームのテクニックありきなのは間違いない。僕はちょっとだけカードマジックをかじったことがあるので、彼の高いテクニックが理解できます。アナログとデジタルの融合で新鮮な何かが生まれる好例だったかなと。
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というわけで購入したりいただいたりしたモノの数々。

以上のような展示を駆け足で見てるだけで数時間が経ってしまい、今年のミーティングは一瞬で終了しました。楽しい時間は早く過ぎるね。しかも2万円近く使うてしもうたがな…。とにかく一連の写真を見てると、なんだ、音楽モノばっかり見てたんだなオレ、という事がよくわかります。

さて全体を見て得られた気付きについて考えたのですが、男の子向けの展示は前回からあまり変化はなかったです。それよりも女性のクラフト関係参加者が増えてた!電子部品をカバンに縫い込んだりプログラミングしたりする女子達のスペースが拡大してました。Craftwifeもそうだけど、テクノロジーを味方に付ける女性の数はまだまだ増えそうですな。

みたいもん!のいしたにさんも参加。早速アップされてました。さすが視点が文化的。デイリーポータルZはスルーしてましたすみません。あとはXiao爺さんとも遭遇。よい一日でした。









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 wrote by galliano




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