April 22, 2009
TVC107 Gucci / Flora by Gucci
commercial of the dayさんのブログで紹介されていたChris CunninghamによるGucciの香水「Flora」のCM。映像の魔術師らしいクリスのセンスで、見事に「香り」が映像化されてます。使用されている楽曲「I Feel Love」もクリスによるリミックスだそうです。天国から聞こえるようなふわりとした歌声が実に香水らしいじゃありませんか!
撮影の現場では間違いなく扇風機の大音響が鳴り響いてたと思いますが。
アイデアカテゴリは「あり得ない映像をリアルに作る」「置き換える・例える」「誇張する」の3本です!
投稿者 galliano : 08:53 AM
February 05, 2009
TVC106 Frito-Lay / Doritos / Power of the Crunch
SuperBowl2009特集、次はドリトスのCM。
昨年に引き続き、一般視聴者からアイデアを募ってCMを作成するというキャンペーン。
今年のタイトルは「Crash the Superbowl」。1位はなんと100万ドルをゲットとか。
無茶にゴージャスなサイトまで作ってスーパーボウルをパワフルに盛り上げています。
その中でも僕が好きなのは、3位に選ばれているこのPower of the Crunchですね。
「バリッの力」とでも訳すればいいんでしょうか?というかその力って何?
実にオーソドックスにバカバカしいです。こういうのを見るとホッとします。
アイデアカテゴリは「ありえない映像をリアルに作る」「意外な利用方法」「拡大する」の3本です。
投稿者 galliano : 09:29 PM
TVC104 Pedigree / Pedigree / Crazy Pets
103に引き続き、SuperBowl2009からご紹介するのはペディグリーのCM。
今日ウチのマネジメント間でウケてました。
もちろん企画は面白いし、フィルムの完成度も素晴らしいのですが、
誰が偉いって、下のタグラインをクライアントに通した人が一番偉いっす。
Maybe you should get a dog.
今ブランドとしてこれを言うべきだって説得するには相当な力が必要だと思いますよ。
たぶんTBWA\Chiat\Dayのプランニングが一番偉いんじゃなかろか。拍手を送ります。
アイデアカテゴリは、「ありえない映像をリアルに作る」「存在を消す」「間違う」とします。
TITLE: "Crazy Pets"
BRAND: Pedigree
AGENCY: TBWA\Chiat\Day Los Angeles
投稿者 galliano : 12:10 AM | コメント (0)
February 02, 2009
TVC103 Coca Cola / Cola / Heist
いやー、連日仕事でバタバタしてるうちにスーパーボウルが終わっちゃったようです。
というわけで友人のcommercial of the dayさんトコから今年の注目作品をご紹介。
まずはコカコーラ。題名は「強盗」。音楽と演出のシンクロに注目してください。
代理店はW+K、制作と演出はは当ブログでも左下にリンクがあるPsyopです。
アイデアカテゴリは、「ありえない映像をリアルに作る」「マニアになる」
「擬人化する」の3本です!
投稿者 galliano : 11:58 PM | コメント (0)
February 01, 2009
TVC101 Pfizer / Pfizer / Unhealthy
●かなり気持ち悪いCMなので、体調の良い時に見てください。製薬会社が作ったとは思えない、近年まれに見る激しい内容のCM。
イギリスのファイザー社によるキャンペーンです。バイアグラなどの模倣品が某国で沢山密造されているという噂がありますが、それへの対応なのでしょう。ブランディングが傷つくような事が発生している時の勇気ある対抗キャンペーンとして、とても勉強になります。
キャンペーンサイトはこちら。「白」がイメージカラーのファイザー社なので、このサイトでは逆の「黒」が効いています。また、CMがかなり横長なので、映画館用に制作されたのでしょう。イギリスは映画館をよく広告キャンペーンに使用しますね。
コピーは「処方箋を受け取り、本物を手に入れましょう」。コミュニケーションアイデアは、【模造品の薬を飲むという行為は、まるで○○を飲むような体に悪い行為である】ですね。○○を入れ替えるとキャンペーンが続くという構造です。
アイデアカテゴリは「ありえない映像をリアルに作る」「置き換える、例える」。とてもシンプルで正統的。だからこそ表現が強くなる好例です。
TITLE: "Unhealthy"
BRAND: Pfizer
AGENCY: Langland
投稿者 galliano : 10:47 AM | コメント (0)
January 23, 2009
TVC100 Hineken / Heineken / Walk-in Fridge
久しぶりにCMをアップ。ハイネケンの30秒CM。
ターゲットも明確、場面設定に強いレレバンシーもあり、時間と音のデザインも素晴らしい。あると思います(ここ天津木村さんの声で)。
以前からハイネケンが作るCMは、どれもハイクォリティでおっもしろいなーと思っていたのですが、ふと気になってハイネケンの商品構成を企業サイトに見に行ってみました。すると、ハイネケンブランドの商品ラインナップは「ロングネックびん」と「びん」と「缶」と「ドラフトビール」、そして「ダーク」という名のダークビールがあるだけ。すっごく単純な商品構成。
これを170カ国でマーケティングしてるわけですが、国によって中身やパッケージを変える必要もないので、これは効率の良いビジネスですよね。だから制作費もかけられるのでしょうか。
というわけで最近お酒のマーケティングをやってみたいGallianoであります。
アイデアカテゴリとしては、「ありえない映像をリアルに作る」と「マニアになる」ですね。ユーチューブでは同じCMが数本アップされていて、合計の再生回数を見ると300万回を超えてます。なかなかのヒット作ではないでしょうか。
当ブログでご紹介するCMはこれが100本目。ここまで続けられたのも皆様のおかげです。これからもGalliano's TVC Reviewをよろしくお願いいたします。
TITLE: "Walk-in Fridge (Dutch)"
BRAND: Heineken
AGENCY: TBWA\Neboko
投稿者 galliano : 07:30 AM | コメント (0)
November 30, 2008
TVC099 Nokia / N96 / Bruce Lee Ping Pong
ブルース・リーがヌンチャクで卓球しています!
ノキアのバイラルキャンペーンとして作られたブルース・リーの映像です。商品はN96。卓球と携帯の機能には全く何の関連もないのですが、友人に教えたくなるという点でバイラルの魅力的には満点です。いや、この動画を見る事が出来るとアピールしてるのかな…。コピーが読めないのでブルース・リー限定版モデルだということしかわかりませんが、当然YouTubeぐらいは見る事ができるのでしょう。
中国さえもこういうマーケティング手法を選択するようになった今、CMはますますブランデッドエンターテインメントの方向に進むと思います。というかこの映像は明らかに広告映像なのですが、このロングバージョンがTVでオンエアされてない事は間違いなく、「TVC」範疇におさまらない…。新しい時代にあわせてこのブログのCMリストの表示方法も考えなおさなくては。
アイデアカテゴリについては、「ありえない映像をリアルに作る」と「引用する」ですね。
そういえば昔マトリックスのノキアの携帯にあこがれてNM702iを持ってたなぁ。キーボード部分のフタがスライドで開閉できるようになっていて、その操作感が気持ちよくて長く使ってました。先日ノキアがVertu以外の日本でのマーケティングを停止すると発表しましたが、ますます日本だけのやり方が世界から取り残される時代となりましたね。
投稿者 galliano : 11:05 AM
May 06, 2008
TVC098 Bangkok Insurance / Company / Plane
前回に引き続きタノンチャイ監督の新作CMです。
クライアントはバンコク保険。世界の広告賞ではおなじみの常連シリーズ。
まだYoutubeに上がってないのでリンクを置いておきます。
TVC098 Bangkok Insurance / Company / Plane
このシュールな感じがいいなぁ。
どんなに深刻な状況に陥っても保険に入っていれば安心、というメッセージはどこの保険会社でも言えますが、それを面白くシリーズとして仕立てているのはこのバンコク保険だけですね。
アイデアカテゴリは、大変な状況の中で平然としている所が面白いので、「立派な状況の中でくだらない事をする」、そして「ありえない映像をリアルに作る」、「理由のある狂った行動」の3本とします。
今日はいい天気だなー。秋葉原にジュールシーフの部品でも買いに行くかな。
投稿者 galliano : 01:52 PM
April 29, 2008
TVC096 Sony / Handycam α Cybershot / Foam City
ソニーのカメラ機器のブランドCM。
機能の事なんて何一つ言ってません。
だから商品なんて売れない、なんて思う人もいるかも知れませんが、
こう考えてみてはどうでしょう。
もしこのCMが詳細なメイキング映像と共にDVDに焼かれて、
騒々しいカメラ売り場の中でオンエアされていたら。
あるいは、大画面テレビ売り場のブラビアで繰り返し再生されていたら。
誰もが「なんじゃこりゃぁぁぁ!」と思って足を止めるのではないでしょうか。
この街の映像には、そんなストッピングパワーがあると思います。
他の何にも似ていないイメージを。
うむむ、コピーも渋い。商品にソニーらしく落ちてる。いいCMだと思います。
アイデアカテゴリは、「ありえない映像をリアルに作る」、「目撃する」、
そして夢のような景色を非常識な形で実現化しているので
「理由のある狂った行動」にも入れておきましょう。
投稿者 galliano : 11:55 AM
April 23, 2008
TVC095 Clarks / 子供靴 / Feet Factory
Clarksの子供靴のCM。とってもカワイイ仕上がりなんですが、これがタダモノじゃないんです。
完璧なフィット感は、完璧な足を作る。
映像もいいけど、もっと良いのはこのコピーの背後にあるコンセプト。「毎日育つ子供の足を作っていくのは、毎日履いている靴に他ならない」という考え方は、通常とは真逆の発想。理解するまでにちょっとだけ考える必要がある。だけど、強く共感できる。頷く力がある。この考え方は小さい子供を持つ親の購買欲を知的に刺激すると思う。でも難解ではなく、可愛くチャーミングに仕上げてます。
知的に深いテーマを、やさしいトーンのオブラートで包んで提示する。なんという匠の技を見せてくれるCMでしょうか。もー知力ありすぎ。頭良すぎる。このCMを日本の子供靴メーカーの経営者が見たらどう思うのか聞いてみたい。
Clarksといえば、学生の頃、北アフリカを一人旅した時に履いていたのがここのデザートブーツ。その靴は20年が経過した今もまだ持ってて、近日2回目のソール交換に出す予定。うーん長持ち☆って本論と全然関係ないですね。はい。
さて、見た後も耳について離れない独特な曲が流れてるんですけど、歌っているのはなんと日本人! 2004年にNYでデビューし、世界で注目されているトクマルシューゴさんです! ていうか聞いてのとおり、歌詞は日本語のまま!ええっ!ターゲットは日本人じゃないのに!?
アニメや漫画、そして音楽までも、今や日本の文化はコトバの壁を越えて軽々と海外に飛び出してます。というか、串田アキラさんがブラジルでウケてる映像(▼参照)なんて見ると、本当にコトバの壁なんてあるんだろうか?と思ってしまいます。いいものはコトバとか関係ないんだよね。セルジュ・ゲーンズブールはフランス語で歌ってるからセクシーなんだ!
広告も世界に向けてがんばんなきゃと思う。マーケットは大きい方が楽しいに決まってるから。ってまた話がズレましたね。はい。
アイデアカテゴリは「ありえない映像をリアルに作る」。それと、基本はコンセプトの映像化だから「説明する」、そしてフィット感のシーンもあるから「実証する」かな。
曲はアルバムEXITから「Parachute」。
▼ブラジルのアニメ特撮コンベンションでブラジル人観客と共に日本語で熱唱する串田アキラさん。「ジバーン!ジバーン!人は誰でも〜!!」 熱いです。最高です。
投稿者 galliano : 02:27 PM | コメント (0)
April 22, 2008
TVC094 Sony / Cyber-shot / Tumble
昨日公開されたソニーのサイバーショットのCM。
映像はこちらから。
雪に覆われた険しい山で登山者を撮影しているカメラマンが足を踏み外し、HDカメラを落としてしまいます。岩に激突してバラバラになるカメラ。しかしその破片の一つ一つがソニーのデジタルカメラに変身し、そのまま山を落下します。やがて一つのサイバーショットが結婚式会場までたどりついて…。ナレーションが入ります。
「スマイルショットテクノロジー付き
サイバーショットが登場しました。
HDNA、ハイディフィニションは私たちのDNAです。」
これはわっかりやすい!「ソニーのサイバーショットにはプロ用HD機材の技術が生きています」という、プロ機材を作ってるソニーのような会社にしか言えない差別化されたメッセージ。商品広告ながら、ブランド広告にもなっている。うーん正しすぎる。
アイデアカテゴリは「ありえない映像をリアルに作る」「説明する」とします。
投稿者 galliano : 01:24 PM | コメント (0)
April 06, 2008
TVC093 Finnish railroad company / Brand / Monumental Environment Congress
エコ広告はたいてい真面目でつまらんモノが多いのですが、ここではそうではないCMをご紹介。(最初の20秒ほどは海外広告賞応募用の企画説明ビデオですね。これについては後ほど解説)
ローマのコロッシアムで開かれているのは、世界の石像達による環境会議。自由の女神が出現し、パリのノートルダム寺院にいるガーゴイル達も集まっています。
小便小僧「みんな落ち着け!座れ!」
ミロのビーナス「環境汚染は私たちを破壊してしまう!」
男性の像「世界は洪水に見舞われるだろう!」
女性の像「しかし…どうしてアナタはキレイなの? 何が秘訣なの?」
ストーンマン「ノー。トレーニア、トレーニア(フィンランド語でトレーニングの意味)、ただトレインするだけだよ」
考える人「素晴らしいアイデアだ!トレイン(電車)!」
小便小僧「電車!素晴らしいアイデアだ…」
コピー「電車はなんでもシンプルに解決する(Train, It's that simple.)」
とてもシンプルなアイデアで、良い感じに肩の力が抜けた仕上がり。コピーもいい。thatというコトバがこれからのキャンペーンの広がりを示してますね。
最初のビデオ説明にもありますが、CM内でキレイな大理石肌を保っているストーンマンとはヘルシンキ駅の入り口横に立っている4体の石像のことで、フィンランドの国営鉄道VRの象徴でもあるそうで。誤解とはいえ、ストーンマンのコトバが皆の強い同意を得たというストーリー展開は、『エコはフィンランドから』というメッセージにもなっています。これはお堅いクライアントもなかなか「No」と言えない案だったのではないでしょうか。ランプを持つポーズが「トレーニング」であるという隠されたオチもフィンランド人には相当響いたのではないかと。かちっと合わさったパズルのような美しいCMです。
アイデアカテゴリは「あり得ない映像をリアルに作る」「擬人化」、電車を使う事で世界の石像達が喜ぶという、電鉄サービスの「意外な利用方法」の3つとしましょーかね。
投稿者 galliano : 11:06 AM
TVC092 Renault / Megane 2.0 dCi / Petrol Pumps
ルノーはですね、日本ではぜんぜんマイナーですけど、ヨーロッパでの存在感はそれはスゴいものがありまして。
売れる車種の場合、EC内でもそれぞれの国で独自のCMが作られてるんですね。
というわけで今日のCMは、ドイツのピュブリシスが制作したメガーヌのマイナーチェンジCM。
非常にキュートで楽しいCMです。マッドマックス的なチェイスエンタテインメント。ダークな色彩も良い感じ。
どんな子供が見ても、メガーヌが燃費が良く、スピードが出るクルマだということが理解できます。
「燃費は低く、パワーはでかく」
短くて、的確なコピー。こういうコピー、好きです。
アイデアカテゴリは「ありえない映像をリアルに作る」と「擬人化」ですね。
ありえない映像、しばらく作ってないなぁ。提案しなきゃ!
投稿者 galliano : 10:01 AM
March 03, 2008
TVC091 FedEx / FedEx Super Bowl Ad / Carrier Pidgeons
スーパーボウルCMの紹介を続けましょう。
毎年おバカ、いえファニーなCMを作り続けているフェデックスです。
社長が社員に問いかけます。
「輸送の問題は解決したかね?」
「伝書鳩を使って解決しました。
GPSとアイビジョン装備で正確に配達します」
「素晴らしい!大きい荷物はどうするんだね?」
「もちろん解決済みです。ほら…」
この後はCMをご覧ください。
いやぁ、これもファニーですねー。
「フェデックスにしておけば良かったのに」というストーリー構造は非常にオーソドックスですが、現在のCG技術を駆使して面白度を上げてきてます。この映像は高精細の大画面で見るべきですね。ネットではいまひとつ迫力が伝わらない…。
アイデアカテゴリは、商品の「存在を消」して
もしもの世界を「大問題化」させて
「ありえない映像をリアルに作」ったってことでどうも。
日本の輸送会社もファニーなCMを作ればいいのになぁ。
安っぽいファニーじゃなくて、こういうお金と手間のかかったファニーなら
企業サービスの高品質感がしっかり伝わると思いますけどね。
投稿者 galliano : 09:37 AM
March 02, 2008
TVC090 Pepsi / Pepsi Super Bowl Ad / Magnetic Attraction
話題は戻ってスーパーボウルCMへ。
ペプシは2つCMをオンエアしました。今日紹介するのは面白い方。
ジャスティン・ティンバーレイク主演のCMです。
アメリカの人気歌手である彼が
本人として出演してヒドい目に会います。
車に惹かれそうになり、宙に浮き、金玉をガンガン連打。
カメオ出演らしき友人のジョニー(って誰よ)の眼前も通り過ぎて
たどり着いたのは、ペプシを飲んでいるカワイイ女の子の前。
NA「一口飲むたびに近づきます。ジャスティン・ティンバーレイクのMP3や、HDTVに!」
これはドッカンと受けたでしょうねー!
普段はこういうかっこいい歌を歌ってる人ですからね。
スカーレット・ヨハンソンとあんなことしてこんなことしてうらやましい。
そんなモテモテの人気者がヒドい目に会うってのは面白いもので。
Madonnaが出演してダンナのGuy Ritchieが監督したアレとかね。
というわけでCMアイデアカテゴリですが、
飲めば当たるというメッセージを「置き換え」て「拡大」し、
その「あり得ない映像をリアルに作」ったということで。
投稿者 galliano : 10:21 AM
February 28, 2008
TVC089 audi / R8 Super Bowl Ad / Horse Head
しばらく脱線していましたが、スーパーボウル2008の特集の続きを。
豪華な寝室で目覚めた超リッチな紳士が、ベッドの中の異変に気付く。そして彼が見たものは何だったのか…。男の悲鳴を合図に、外に駐まっていた車がエンジンを始動。アウディR8。威嚇するようなヘッドライトに光が灯る。タグライン「たったいま、古びた豪華さが、通牒を受け取った」。
ストーリーはまんま映画ゴッドファーザーからの引用。全く同じカメラワークで高品質にパロディ化しています。音楽も素晴らしい。トランペットの音階にもかすかなオマージュを感じます。えっ?ゴッドファーザーをまだ見てない?そりゃ問題外。残念。話終了。元々のシーン映像もYoutubeで発見しましたが、映画のネタバレになっちゃうから自分で探してみて。
アイデアカテゴリは「立派な状況の中でくだらない事をする」「ありえない状況をリアルに作る」「引用」ということで。僕的にはこれがベストSuperBowl2008かな。高画質で高音質のサイトはこちら。
このCMでアウディのR8を見て思ったんだけど、富裕層向けマーケットのプロダクトデザインが変わって来てるかな。キーワードは「高そう」より「悪そう」。そして「やんちゃ」。R8は品質は良さそうだけど、「高そう」な感じはしない。実車を見てないからなんともいえないけど、どこかオモチャっぽい。でもポルシェより相当「悪そう」で「やんちゃ」。そしてお値段は1500万円を超えるらしい。他にも例えばZenithが今年のバーゼル2008でデビューさせる予定のZero-G。写真で見てのとおり、それこそGショック的なデザインテイストで、ぜんぜん高そうじゃない。だけど5500万円ぐらい。トゥールビヨン装備としても、高い。一旦値段を知ると、このデザインが震えるほど「悪そう」に思えてくる。
Zenith Zero G Multi-Dimensional Tourbillon
ゼニスとアウディのブランディングに何か近いものを感じます。共通項は「ファッション」かなー。どちらも今後に要注目ですね。
投稿者 galliano : 10:39 AM
January 20, 2008
TVC087 Monster.com / company / Big legs
アメリカの転職サイト、MonsterのCMです。これはいい!特に記念写真シーンとおっさんのお風呂とこけるバイクが良い!何言ってるかさっぱりわからないところも良い!絵も良いからYouTubeみたいな汚れた画像じゃなくて、ちゃんとしたキレイな画像で見たいなー。というわけで明日は早くから車好きの集まりがあるので先を急ぐと、アドアイデアは「どんなに風変わりな人にもその人にぴったり合った仕事がある」ですね。そしてその「風変わりさ」と「ぴったり合った仕事」を考えるのが企画ということかと。CMアイデアカテゴリは「ありえない映像をリアルに作る」と「過剰にする」とします。
投稿者 galliano : 12:56 AM
January 14, 2008
TVC086 Shell / company / F1
Ferrari F1 (nice Video) - Watch more funny videos here
某月某日、刺すような冷たい風が吹く中、幌を下ろしたイエローのフェラーリ360スパイダーが六本木通りを走ってました。ファンファンファン!と200キロぐらい出しているようなすごいエンジン音でしたが、実際の速度は30キロぐらい。マフラーをいじってるんだろうけど、普段からあそこまでうるさいと運転してる方は疲れないかと心配になっちゃいます。いい音っちゃぁいい音なんですけど。
今日はそんなフェラーリのエンジン音を骨の髄まで堪能できるシェルのF1CM。一般道を本気で激走する歴代のF1マシン達の美しい事!ちょうど1年前に訪問したリオデジャネイロも出てきます。撮影にはヘリもバンバン飛ばして、エンジン内にもカメラを設置して、うーん、豪華。ローマを出発して世界を一周して、またローマあたりで給油して再スタートというのもいいですよね。ストップウォッチで計測してるオヤジのとぼけた表情も最高です。壮大な冗談って素晴らしい。
「私たちがフェラーリとの共同作業を開始したのは60年以上昔の事…」そんな事実を並べられたらもう何も反論できませんて。アイデアカテゴリは、フェラーリF1が世界の路上を走るなんてありえない!ということで「ありえない映像をリアルに作る」と、歴代のF1マシンが出てくるので「時代を変える」とします。
投稿者 galliano : 12:52 AM
October 18, 2007
TVC080 Hydro / BRAND / Train 他
「ノルウェーには若いエンジニアがたくさんいます。私達は彼らが成長するのが待ち遠しい。Hydro」
これはすごい!ノルウェーの企業がエンジニアリングの興奮と楽しさを子供達に伝えるために作ったCMです。今年の6月に制作されたCMなのでちょっと情報は古いのですが…。このフィルム、僕は大好きです。まずは放課後の時間帯にMTVと民放でオンエアして子供達にリーチ、そして夜半に再び民放でオンエアして両親にリーチさせたそうで。クライアントのブランディング担当者は「エンジニアはかっこいいんだという事を伝えたかったんです」と言ってます。そうです。エンジニアはかっこいいんですよ。僕の中学校の時の夢はエンジニアになることでしたから…。そういう子供ってこの国では、いまでも「オタク」の一言で女の子から敬遠されてるのでしょうか。それじゃいかんのですよドン!(机を叩く) ところでこの広告的アプローチは日立の「つくろう」キャンペーンに近いと思うのですが、このノルウェーの広告の方が無邪気なエンジニアリング的興奮が伝わりますね。僕もいまでも電子回路を作ってスイッチをオンして動いた時はやっぱり興奮しますからねー。それは広告をあらかじめワークするように設計しておいて、オンエア・掲載という「スイッチ」を押して予定通りの結果が出た時の興奮と似てるかも。
また世界観としてはソニーのラチェット&クランクのCMにも似てますね。CMアイデアカテゴリは「ありえない映像をリアルに作る」「マニアになる」「目撃する」「誇張する」とします。
ちなみに下は上の「トレイン」篇と同時に作られた別バージョン。お父さんの車がえらいことになってます。
Client: Hydro
Title: Train
Agency: DDB, Oslo
Production Company: Motion Blur, Oslo
Director: Roenberg
投稿者 galliano : 01:15 AM
October 07, 2007
TVC077 Sony / Bravia / 「Play-Doh」
TVC073:
"Play-Doh"
by Fallon, London
for Sony
先日お伝えしたソニーBraviaの新CMが公開になりました。街の中でアニメートしてたので、人物や車などは消すんだろうなぁと予測してたけど…これはまさに見たことのない映像。予想を遙かに超える仕上がり。詩的でもあるし、すごくポジティブな力を感じます。是非良い画質の公式サイト(注意:重いです)で見ていただきたい。
監督はまたかよ!のフランクバジェン(Frank Budgen)。僕の大好きなプレステ2のCM「Mountain」も手がけているキングオブCMディレクター。なるほど街の人々の表情がなんとなくMountain的かと。制作はもちろん彼の会社のGorgeous。アニメーションは僕も仕事したことがあるパッションピクチャーズ(Passion Pictures)。…ぜひ一度映画館で見てみたいけど、なぜか日本では違うキャンペーンをやってるのでムリかなと。
▼すごく重いけどインターフェースに一見の価値がある公式サイト
http://bravia.sony.eu/bravia.html
▼重いデータに耐えられない人はYouTubeで
Title: Play-Doh
Client: Sony Bravia
Ad agency: Fallon, London
Creative director: Juan Cabral
Executive creative director: Richard Flintham
Agency producer: Nicky Barnes
Account director: Ben Cyzer
Director: Frank Budgen
Production company: Gorgeous Enterprises
Producer: Rupert Smythe
Animation supervisor: Darren Walsh
Animation production company: Passion Pictures
Post production: Moving Picture Company
投稿者 galliano : 03:46 PM
September 29, 2007
Play-Doh
2.5トンのプラスティック粘土
40人のストップモーションアニメーター
3週間
60センチのウサギが189体
30センチの立方体が150個
3メートル×6メートルの紫の波
9メートルの巨大なウサギ
カメラ6台
40人のアニメーターが4秒のシーンのために4時間をかける
1つのシーンのために40人のアニメーターが働くのは前代未聞
60秒のCMのために約100000枚のスチール写真を使用
「Balls」「Paint」に続いてソニーのブラビアがまた新しいキャンペーンを
立ち上げました。その名も「Play-Doh」。今回の舞台はニューヨーク。
どうやら前代未聞の屋外アニメーションフィルムのようで。
サイトではまだティーザー映像しか公開されてません。
3つの企画を見てきて、キャンペーンとしての共通点を発見。
それは「リアルであらねばならぬ」ということではないかと。
合成ゼロの実写撮影に無茶といえるほどこだわっているのは
ブラビアの「リアルな色の再現力」を訴求するためでしょう。
完全版の公開が待ち遠しいですね。
投稿者 galliano : 06:08 PM
October 02, 2006
TVC075 Travelers Insurance / 企業 / 「Snowball」
TVC075:
"Snowball"
by Fallon
for Travelers Insurance
いやぁ、よくできたリアル塊魂映像です。企画はFallon、制作会社はロスのMJZ、特殊効果はロード・オブ・ザ・リングやキングコングで有名なニュージーランドのWETA社。重力、スピード感、様々なカメラアングル、740 Sound Designによる素晴らしい音響効果。これだけの事をさらりとやってのけるんだから嬉しいですよね。僕はいずれ必ずWETA社と仕事します!近く遊びに行ってみようかな〜!WETA社と繋がりのある制作会社のプロデューサーさん、これを読んだら是非ご連絡ください。仕事しましょう。YouTubeにも同じ映像がありますが、boardsの方が音も画像も良いですね。YouTube、早く音がステレオになってくれないかなぁ…。
【CMストーリー】
ひとりの男が坂道でつまづき、転びます。
その転がりは終わることなく、あらゆるモノを巻き込み…
【コピー】
When your insurance is in synch, you can roll with anything.
保険とシンクロしていれば、どんなモノと転げ回っても大丈夫。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+置き換える+誇張する
【予測されるアドアイデア】
(これはもう、コピーがアイデアの全てを表現してますね。)
Agency: Fallon
Creative Director: Kerry Feuerman
Group Creative Director: Todd Riddle
Art Director: James Zucco
Copywriter: James Bray
Production Company: MJZ (Los Angeles)
Director: Dante Ariola
Special Effects: Weta Digital Ltd. (Wellington,
New Zealand)
投稿者 galliano : 10:53 PM
June 26, 2006
速報!カンヌ2006フィルム部門グランプリ
今年のカンヌ、速報が入ってまいりました!
たぶん日本で一番早い部類に入る速報じゃないかな。
フィルム部門グランプリはギネス!
「待つ者に福は与えられる」というメッセージを延々続けているシリーズです。
今回の出演者達は、どれだけ待っていたのでしょうか…!?
このスピード感はXBOXの空を飛んでる間に一生が終わるCMを彷彿とさせますね!
ていうかこの3人、何億年待ったんだよ!
さてフィルム部門、日本のCMは2本入賞したようですね。
1本は先日ご紹介したトヨタのヒューマニティCM(銀)、
もう1本は牛乳普及協会のCMかな(ブロンズ)。
あとカンヌのチタニウム賞はなんと日本から!
デザインバーコードが受賞しました!パチパチパチ!!
これは快挙!!
そうか、そういう応募もあったかっ!!(目からウロコ)
以上、日本でほぼ最高速の速報でした。
さーて来年はわたくしも参戦しますよ!
追伸:先々週から古巣@東京に戻りました。
Title: NOITULOVE
Advertiser: GUINNESS
Advertising Agency, City: ABBOTT MEAD VICKERS.BBDO, London
Country: UNITED KINGDOM
Creative Director: Paul Brazier
Copywriter: Ian Heartfield
Art Director: Matt Doman
Agency Producer: Yvonne Chalkley
Production Company, City: KLEINMAN PRODUCTIONS, LondonDirector: Danny Kleinman
Producer: Jonnie Frankel
Music: Peter Raeburn/Adam Bushell/Tom Kenyatta/Nick Foster
Sound Design/Arrangement: Johnnie Burn (wave)/Peter Raeburn (soundtree)
投稿者 galliano : 04:22 AM
May 30, 2006
TVC074 トヨタ自動車 / 企業 / 「Human touch」
昨日のYou Tubeテストに引き続き、
今日はGoogle Videoのテストです。
こちらはちょっとectoと相性が悪いな…
このCM、なんと企画は日本!
GTRにおける初めての日本発CMのご紹介です。
プロダクションはUKのStink、監督はNe-o。
ポストプロダクションはGlassworks London。
でもいったいどこでオンエアされたのか…日本?海外?
ご存知の方、情報くださいませ。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+置き換える・例える+擬人化する
Agency: Hakuhodo, Tokyo
Agency Producer: Yasuyuki Kubota
Creative Director: Hideyuki Tanno/Tetsuya Tokimatsu/Masahiko Ishii
Copywriter: Tetsuya Tokimatsu
Art Director: Hideyuki Tanno/Kahori Nakatani
Director: Ne-o
Production Co & City: Stink
投稿者 galliano : 09:40 AM
May 25, 2006
TVC072 Aqualtis / 洗濯機 / 「Underwater World」
TVC072:
"Underwater World"
by Leo Burnett Italy
for Aqualtis
【CMストーリー】
海底の美しい景色。海草たちはゆらめき、カラフルな魚達が泳ぐ。
と思ったらそこは…
【コピー】
中は、でかい。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+置き換える・例える+誇張する
【予測されるアドアイデア】
Aqualtisの洗濯機の中はとても大きい。まるで海のように。
これはいいねぇ。
アニメーション会社はパリかぁ。
音楽はヴァンゲリス。そこもまたいい。
ヴァンゲリス大好きなんですよ。
撮影法、合成のテクニックなど
とてつもなく高いレベルだと思います。
是非制作費と制作期間を聞いてみたい。
日本で同じCMが作れるのだろうか(作れると言って!)
追記:
ミラノのCDに聞きました。
制作期間は3ヶ月、制作費は1億弱でした。
ここまでの予算をかけているということは…
ヨーロッパ全域向けのCMだと思われます
今メーキングビデオを取り寄せてます!
投稿者 galliano : 09:11 AM
April 23, 2006
TVC071 ルノー / 企業 / 「クラッシュテスト」
TVC071:
"Crash Test"
by Nordpol Germany
for Renault
【CMストーリー】
とある研究施設で行われている自動車のクラッシュテスト映像。
しかし高速度撮影で壁に激突するのは自動車ではなく…
【コピー】
フランスからやってきた、
輝ける安全性を備えた車、ルノー。
ユーロNCAPクラッシュテストにて、
8車種が5つ星を獲得しました。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
立派な状況の中でくだらないコトをする+あり得ない映像をリアルに作る
+置き換える・例える
このCM、バカバカしくて大好き。
まー内容は単純なんですけど。
昨日のトランスフォーマーシティより全然好きかも。
不真面目な映像を真面目に作るってホント面白いよねぇ。
音楽のセンスもいい。
実験映像に古い歌を合わせるのは
スタンリー・キューブリックっぽくて頭よさげ。
たとえば映画「博士の異常な愛情」のラストに流れる
ヴェラ・リンの歌『また逢いましょう』を思い出します。
音楽の力で、おバカな企画が立派に見えてくるから不思議。
真面目な事を真面目に言ってちゃ退屈ですからね。
えっ?「博士の異常な愛情」を見たコトがない?
それはありえませんので、早速見てくださいね。
【予測されるアドアイデア】
ルノーの衝突安全性はとても高い。まるでやわらかいパンのように。
▼Galliano's TVC Reviewのランキング順位はこちら!
title: Past Experience
client: Heineken
agency: Leo Burnett
country: Australia
▼あの名作が1,481円!マジ安いっす。
投稿者 galliano : 09:24 AM | コメント (0) | トラックバック
April 22, 2006
TVC070 ハイネケン / ブランド / 「過去の体験」
とうとう街までトランスフォームしてしまう時代がやってきました。
TVC070:
"Past Experience"
by Leo Burnett Australia
for Heineken
【CMストーリー】
冷蔵庫のハイネケンが切れているのを発見し、タクシーに乗って買いに行く男。
すると彼以外のすべてに変化が起き始めて…
【コピー】
ハイネケン、1873年から変わっていません。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+時代を変える
【予測されるアドアイデア】
もしあなたが1873年にタイムスリップしても、ハイネケンは同じ味です。
▼Galliano's TVC Reviewのランキング順位はこちら!
title: Past Experience
client: Heineken
agency: Leo Burnett
country: Australia
投稿者 galliano : 02:36 PM | コメント (0) | トラックバック
April 21, 2006
TVC069 アディダス / adicolor / 「ピンク」
様々な色を美しく見せるために最初にすべき事は、純白の下地を用意することである。-レオナルド・ダヴィンチ
TVC069:
"Pink"
for adidas adicolor
23年前に真っ白なシューズと6色の耐水性マーカーのセットでデビューした、知る人ぞ知るadicolorがリニューアルして復活しました。その告知キャンペーンの一環として、各色をテーマとした映像がウェブ上で公開されています。その中のピンクがいいんだなこれが。一度見たら忘れられない映像、悪趣味と美しさの融合。なんだか怖くて、激しくステキ。これを見ると最近よく目にするスワロフスキの過剰な貼り込みテクが世界中で流行ってることがわかります。並木橋のアマランスラウンジのセンスとも通じるところがありますね…。好きなんです。アマランス。はい。他の色のadicolor映像は左上のパレットからジャンプできます。
さて、CMアイデアカテゴリとしては…難しいですねこれは!「好きな色に染まってしまえ!」なんてメッセージだと思うので「あり得ない映像をリアルに作る+置き換える・例える」って感じでしょうか。
それとですね、ベルリンでのadicolorのOOH広告がイケてるんですよ。こちらをクリック→<adicolor berlin> adidasとしか書かれていない真っ白なビルボード広告を複数確保し、ストリートのグラフィックアーティストに好きな絵を描かせる。その後、絵の上に靴の部分だけ切り抜いた紙を貼って、世界に2つとないadicolorのポスターが次々と完成していく。お金も手間も全然かかってないのに新しい。最小の努力で最大の効果だっ!…アイデアがある商品には、アイデアがある広告が似合いますね!
投稿者 galliano : 02:34 AM | コメント (0) | トラックバック
July 12, 2005
TVC061 ミラー/ミラードラフト/「坂道」
TVC061:
"Downhill"
by MOTHER, London
for Miller Genuine Draft
【CMストーリー】
とある街角の家で行われている小さなパーティー。その中の一人がビールを買いに自転車で坂道を下っていく。スーパーでビールを買った彼は、しかし坂道を登ろうとせず…
【コピー】
まさしく、お気楽。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+例える+裏切る
久しぶりに、最後に「あっ」と思わせるCMに出会いました。
若者が自転車で坂を下るだけのCMです。
しかしそこには様々な仕掛けが用意されています。
何度も繰り返して見たくなりますよね!
中心のスーパーを基点にして、坂の上と下がシンメトリーになっています。
◆往路
家→作業中のガレージ→路上の車→歩道で遊ぶ若者達→ベスパと鳩→スーパー
◆復路
スーパー→ベスパと鳩→歩道で遊ぶ若者達→路上の車→作業中のガレージ→家
そして、合成ポイントはどうやら一カ所のようです。
それはどこのカットでしょう?
もうおわかりですよね。
あり得ない映像をリアルに作り、
坂を下ることで商品のお気楽さを置き換え・例えて伝え、
ありえない結末で視聴者を裏切ります。
これまたお見事。
このCMを制作したのはロンドンのクリエーティブエージェンシー「MOTHER」。
ここの記事に「彼らの最初の仕事」とあるので、最近できたばかりの会社なのでしょう。
サイトにはまだコンテンツもないようです。
MOTHER
また、スタッフリストを見ると、
個人名はひとつもなく全てMotherとなっています。
そこはちょっとTAGBOATっぽい!?
【予測されるアドアイデア】
ミラーは、何も苦労することなく、純粋に楽しめる。
"Downhill" (60")
Client :Miller Genuine Draft
Creative agency :Mother
Writer :Mother
Art director :Mother
Planner :Mother
TV producer :Mother
Director :Frédéric Planchon
Country :United Kingdom
Year :2005
Contact :www.motherlondon.com
投稿者 galliano : 11:52 AM
July 08, 2005
TVC059 Xbox / Jade Empire / 戦国絵巻
TVC059:
"Writing of the scroll"
for Microsoft Xbox, Jade Empire
【CMストーリー】
筆に墨を含ませ、絵巻物を描く白髪の男。その力強く太い線が描く戦国の世界に命が吹き込まれ…
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+時代を変える+引用する
"Writing of the scroll" (30")
投稿者 galliano : 06:46 AM | コメント (0) | トラックバック
June 21, 2005
TVC053 トヨタ / Scion xB / 「あなたを動かすもの」
TVC053:
"What Moves You_xB"
by The Attik Design
for Toyota Motor Corporation
【CMストーリー】
高架鉄道の下にたたずむ一台の車。行き交う鉄道のノイズ。と、突如その車はいろんなスタイルに姿を変え始める…
【コピー】
2005年式、xB。 サイオン、あなたを動かすもの。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+グルーヴ
トヨタxB、日本名BBのアメリカ向けCMです。車の変形の手法に新しいセンスを感じます。日本のアニメの影響も感じます。かなり手間がかかってます。若者をターゲットにした商品こそ、こういう手間のかかった手抜きじゃないクリエーションが必要だと思います。それに較べて日本のCMは…いえ、やめておきましょう(笑)あり得ない映像と音楽を中心としたグルーヴ感って、やっぱり新鮮で相性がいい!車が変形といえば、このシトロエンC4のCMもアイデアとセンスがありましたよね。そしてわたくしはシトロエンのCMの影響で、先日ボーナスでトランスフォーマーG1ムスタングGTを買ってしまいましたよ…
トヨタScionブランドのページ。こんなブランドいつできたの??
"What Moves You_xB"(60")
client : Toyota Motor Corporation
agency : The Attik Design
Product : Scion xB
Market :United States
year :2005
投稿者 galliano : 11:01 AM | コメント (0) | トラックバック
May 31, 2005
TVC047 フォルクスワーゲン / ポロ / 「黒猫」
TVC047:
"Black Cat"
by DDB-Berlin
for VW Polo
【CMストーリー】
車庫から出て街へ向かうポロ。と、車道に出る時に黒猫を驚かせてしまう。やがて街に出たポロのまわりで、次々と不思議な現象が起こり始める…
【コピー】
リラックスしてください。新しいポロですから。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+誇張する
ドイツ発、フォルクスワーゲン・ポロのCMです。軽快な音楽と共に、街ではいろんなアクシデントが頻発してます。しかしポロに乗ってれば安全…というシンプルなメッセージですね。車から降りると子供の自転車のベルに怯える、という最後のカットが、ユーモアと共にメッセージを強化しています。
このCM、細かいディテールがホントに素晴らしい。一つ一つのアクシデントがすごく丁寧に作られています。たぶん山ほど合成されてたりすると思いますが… いくつかのカットでは、どうやって撮影しているのかさえさっぱりわかりません。僕がそう思うぐらいだから、たとえばこういうコンテを日本で描いて、誰が実現できると思うでしょうか… 通常の予算だと、きっと3つぐらいのアクシデントを作るだけで精一杯だと思います。このCMを見ると、日本の広告界の想像力と実行力、そしてクォリティが試されているような感じがしますね。
また、安全でリラックスできる、という単純なメッセージに絞ってあることも重要です。ポロはヨーロッパでもう何年も「安全」というブランドメッセージに絞って広告を展開しています。同じメッセージだからこそ、手を変え、品を変えていつまでも伝えることができる。商品としての本質的なメッセージは、いつまでも古くならないんです。
アイデアの核もシンプルで、安心というメッセージを誇張しているだけです。そしてあり得ない映像をとてもリアルに作っています。
監督はSebastian Strasser。プロダクション@Radical Media Londonの契約ディレクターです。とすると、撮影はロンドンでしょうか。うーん一度優秀なUKスタッフと仕事がしてみたい…to do リストに入れておこう(笑)
【予測されるアドアイデア】
新しいポロなら、
周りでどんなアクシデントが発生していてもリラックスできる。
"Black Cat"(40")
Brand: VW Polo
Agency: DDB - Berlin
Prodco: @Radical Media
Director: Sebastian Strasser
投稿者 galliano : 11:19 AM | コメント (0) | トラックバック
May 14, 2005
TVC044 ユニリーバ / 企業 / 「モンスター」
TVC044:
"Monsters"
by JWT
for Unilever
【CMストーリー】
毎日をしっかり生きている美しい女性達の髪に忍び寄る影。その生き物の姿と行動はとても醜悪で…
【コピー】
Flat, damaged or greasy hair?
Wash out your hair monsters with Sunsilk shampoo.
髪がぺたっとしてたり、傷ついてたり、油っぽかったりしませんか?
サンシルクシャンプーで髪のモンスターを洗い流しましょう。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+置き換える・例える+誇張する
あなたの髪がキマらなかったり痛んだり油っぽかったりするのは、髪に怪しいモンスターが住み着いているからではありませんか?というCMです。この髪に絡みついている怪物の表現が、なかなか気持ち悪い。本人が怪物にまったく気がついてないところも、いらぬ(笑)恐怖感をあおります。
この怖い感じ、映画「トワイライトゾーン」の中でスピルバーグが監督した「空の怪物」とよく似ています。あの映画では、飛行機を破壊しようとしている怪物に気づいているのは主人公のサラリーマン1人だけでした。このCMの中では、怪物に気づいているのは視聴者だけ。その「気づいている人と気づいてない人」のギャップがこのCMを怖く、面白くしているわけです。ヘアケアの恐怖訴求広告としてはよくできていると思います。洗い上がったきれいな髪のビューティーカットがないところにも好感が持てますね(笑)。
最後のひとり、ユーザーだけは怪物の存在に気づいていたようです。排水口に吸い込まれていく怪物を覗きこむカットに、「気づいた人はこのシャンプーを使う」というメッセージが織り込まれています。
傷んでいく髪の原因をモンスターに例えて、髪の傷みを激しく誇張して見せていますね。気持ち悪いので何度も見たくないけど(笑)
【予測されるアドアイデア】
思い通りにならない髪は、
まるで髪を破壊する魔物が住んでいるようなものだ。
(Listening協力:うららさん)
"Monsters"
Agency: JWT
City: Levallois-Perret
Advertiser: Unilever
Brand Name: Sunsilk
Country of Production: France
Length: 40 seconds
投稿者 galliano : 09:26 AM | コメント (0) | トラックバック
May 11, 2005
TVC043 ナイキ / ナイキラボ / 「蟹」
TVC043:
"Crab"
by Wieden + Kennedy, Portland
for Nike
【CMストーリー】
街の空き地にて。突如マンホールから蟹のような機械生物が2体現れる。履いているのはナイキのシューズ。向かいあった彼らは、何やら気合いの入った戦いをスタートして…
【コピー】
NIKELAB.COM
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+擬人化する
わたくしが小学生のころ、学研から「メカモ」という組み立て式ロボットのシリーズが発売されてました。その中でも尺取り虫の形をしたロボットが好きで親にねだって買ってもらった記憶があります。うれしいことにそのロボットは、約30年の時を経て、当時とほぼ同じの、こういう形で最近再販されました。邪魔になるんで買ってませんがやっぱり欲しい…(笑)
さて今回のCMの主役は蟹型ロボットです。彼らがナイキのシューズを履いて、空き地でサッカーしてます。他には何もないシンプルなCM。では、この広告の目的は何なのでしょうか…さっぱりわかりません。ナイキラボっていうぐらいだから、「ナイキのシューズは未来的な研究所で最新テクノロジーを使って設計されています」というメッセージを伝えようとしているのでしょうか。あるいはTV番組のオープニング映像なのか。
もしかすると、これらのロボットはラボで研究用に作られたモノだ、という設定なのかも知れませんね。ある日彼らは研究所でテストされる日々に飽きてしまい、もっと遊びたいがためにラボを逃げ出して下水道の中で生活を始めたのでしょう。…なんて夢想してしまいます。しかしこんなストーリーを示唆するような演出は全くありませんね(笑)でも、ロボット好きのわたくしにとって、この映像が無条件にかっこいいのは事実。
ま、メッセージがよくわからないので、アイデアカテゴリーはあり得ない映像をリアルに作る+擬人化するなど、単なる表現アイデアレベルでしかくくれませんでしたよ…これがCMだとすると、よくゴー出しましたね。ナイキ。
ふと思ったのですが、日本ってロボット大国とかよく新聞に書いてあるし、浦沢直樹さんの「PLUTO」なんてマンガ大賞をとったりしてるのですが、魅力的なロボットがCMに出るようなことはほとんどありませんね…ロボットといえばアトムとガンダムあたりで想像力が止まっているような気もします。よし、近い将来にロボット企画を出してみようっと。センス・オブ・ワンダーが溢れるような企画を。
"Crab"
Agency: Wieden + Kennedy, Portland
Advertiser: Nike
Production: The Embassy Visual Effects Inc.
Length: 40 seconds
投稿者 galliano : 11:53 PM | コメント (0) | トラックバック
May 05, 2005
TVC039 フォード / マスタング / 「トウモロコシ畑」
TVC038:
"Cornfield"
by JWT Detroit
for Ford Motor Company
【CMストーリー】
「君がそれを成し遂げれば、『彼』はやって来る。」天啓のようなその声に導かれ、自分のトウモロコシ畑の改造に取り組む男。整地用の工事機械を駆使し、競技場を作り始める。地面を舗装し、白線をペイントする。そして完成した競技場は…
【コピー】
2005年型フォードマスタング。伝説は生きている。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+マニアになる+引用する
僕が車好きなのはよく知られている所なのですが、「車のかっこいい乗りこなし」については、多分に漏れず映画から多大な影響を受けています。『気狂いピエロ』の中で、ジャン・ポール・ベルモントとアンナ・カリーナがそれぞれ青と赤のコンバーチブルに乗ってすれ違いざまに交わすキス、なんて非現実的だけどホント素敵だし、一度やってみたい。もし赤いランボルギーニカウンタックを買うようなことがあれば、『蘇える金狼』の松田優作のように早朝の新宿で手放し運転で信号無視しつつ爆走したい。今ならムルシエラゴですか。
そして、カーチェイスのある映画といえば、『ブリット』抜きには語れません。スティーブ・マックィーン演じる刑事ブリット。殺し屋の乗る1968 年型チャージャーに追われた彼は、時速160キロでサンフランシスコの坂道を疾走する。シャーシを擦ろうがおかまいなく走るその姿にシビれたものです。そのブリット刑事の愛車が、1968年式のフォードマスタング390GT(左写真)なのでした。このCMのコピー「伝説は生きている」は、ただ単にマックィーンを最新の合成テクニックを駆使して出演させたことを示しているだけではなく、この映画を知っている視聴者に対しては、より「深い」意味を伝えています。映画での彼のクールなイメージと、ブリットが愛した車、かつてのマスタングのマッチョなイメージを引用しているわけです。嗚呼、オタクだから書けるこのエントリー。マニア万歳。
ともあれ、この広告のアイデアのベースは刑事『ブリット』の起用であり、トウモロコシ畑をつぶして競技場を作るという映画『フィールド・オブ・ドリームス』の設定の引用は、マックィーンを登場させるための仕掛けでしかない、と言えるでしょう… でもその強引さは、好きですけどね。サーキットを作る男性のマニアっぷりも面白いし。恋人とか出して、「やめて!狂ったの!?」ぐらいは言わせたいところですね。
高校生の時に学校をサボって見に行った『ブリット』。神戸三宮のビッグ映劇でした。関係ないですか。しかし、ちょっとそこの車好きのあなた!『ブリット』見てないってのは許しませんからホント。ちなみにフォードの広告にマックィーンが合成で出演したのはこれが初めてではありません。同じブリット刑事の設定で、車は確かフォード・フォーカスだったかな…に出演してました。海外の雑誌広告で数年前に見ましたよ…(苦笑)
【予測されるアドアイデア】
2005年型フォードマスタングには、
我々が忘れていたかつてのスピリットが
しっかりと生きている。
"Cornfield"
Agency: JWT Detroit
City: Detroit
Advertiser: Ford Motor Company
Brand Name: Ford
Product Name: Mustang
Country of Production: United States
Length: 90 seconds
▼一度見た方がいいですよ、ホントに…
というか今さっき僕も注文しちゃいました!
ブリット
posted with amazlet at 05.05.05
ワーナー・ホーム・ビデオ (2000/04/21)
売り上げランキング: 3,925
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均:
福野 礼一郎 先生激怒する。
寡黙さが渋いねー!
もう二度と作れない超クールな刑事映画
投稿者 galliano : 12:22 AM
May 04, 2005
TVC038 ペンゾイル / オイル / 「拒絶反応」
TVC038:
"Rejection"
by TBWA\Chiat\Day Los Angeles
for Pennzoil-Quaker State
【CMストーリー】
家のガレージにて。ひとりの男性が車のボンネットを開けて作業中。減ってしまったエンジンオイルをちょぼちょと足している。いかにもディスカウントストアで安売りされてるようなオイル… 彼が車を離れると、車から変な音が聞こえてくる。咳き込むような苦しい音… やがてその車は…
【コピー】
もしくたびれたエンジンをお持ちでしたら、
ペンゾイルのハイマイレッジ用エンジンオイルに替えましょう。
75000マイル以上走ったエンジンに効果的です。
PENNZOIL Not just oil, Pennzoil.
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+擬人化する
わたくし先日緊急で胃カメラを飲む騒ぎがありまして、それは朝いきなりトイレで少量ながらも血を吐いたからでして。医師によると、深い飲酒の後の嘔吐によって胃と食道のつなぎ目に亀裂が入ったことが原因でしたよ…。
それはさておきこのCM、原題を直訳すると「拒絶反応」となるわけですが、こりゃどう見ても「泥酔した人が嘔吐してる」って感じですね。しかも他人の足下に吐いてる。こういう体験は誰しもちょっとはあるわけで、時々夜の街でも見かけます。見ていてとても気持ちが悪くなります。そしてわたくし思ったのですが、多分このCMを企画した人は、その企画作業の直前に飲み過ぎたんだと思うんです。で、そこいらで吐いたり、家で吐いたり… その後、机の上に商品を置いて企画しながら、「これが質の悪い酒だったら飲んだとたんに吐きそうだよなーオエー、想像するだけでオエー、ていうかマジオエー」とかなんとか思ったのでしょう。
肝心なのはその後。普通の擬人化ならボンネットが口のように開いて、「オエー」という音と共にオイル交換口からオーナー男性の顔にオイルが吹きかかると、いう表現になってしまうのですが、制作者達はそこで企画を終わらせず、擬人化をもう一歩すすめました。結果はご覧の通り、エンジンが飛び出してきて、生き物のように苦しそうに2・3歩歩き、わざわざオーナーのパンツに「オエーッ」とオイルを吐きかけます。面白さを確実なものとするために、オチをタメてたわけですね。ほんと笑いにはタメって重要ですね!ってことを再確認しました!
で、自分のオチもタメてたわけですが、胃カメラによる調査の結果、わたくしの胃の傷はほっとけば治るということで、薬も出ませんでした… お大事にとも言われませんでした。なので、その後出社して仕事しました。もう治りましたのでご心配なく。退屈ですみません。はい。
【予測されるアドアイデア】
高距離エンジン用ペンゾイルじゃないと、
古いエンジンは調子が悪くなる。
"Rejection"
Agency: TBWA\Chiat\Day Los Angeles
City: Los Angeles
Advertiser: Pennzoil-Quaker State
Country of Production: United States
Length: 30 seconds
投稿者 galliano : 09:43 AM | コメント (0) | トラックバック
March 18, 2005
TVC031 ルノー / エスパス / 「ヘクター」
TVC031:
"Hector"
by Publicis, Paris
for Renault Espace
【CMストーリー】
大きなターミナル駅を忙しく行き交う人々。その足下を、薄っぺらいマンガのキャラクターが歩いている。彼は電車に乗り、野山を駆け、川を渡っていく。そして目指した先は…
【コピー】
スペースこそ、究極の贅沢ではありませんか? ルノー。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+擬人化する+対比する
一度見ただけで大ファンになってしまった、ルノー・エスパスのCMです。狭い枠の中に生きてきたマンガのキャラクター「ヘクター」が枠を飛び出して、広々とした場所〜究極の贅沢〜を目指して旅に出ます。エスパスの広さと、ヘクターが住んでいた枠の中の狭さを対比させて、人のように欲求を持った人物として擬人化し、「マンガのキャラクターによる現実世界の旅」というありえない映像をリアルに作っています。CGが本当にすばらしい。また音楽もいいですね。
そして!本当に注目すべきは!パックショット(商品カット)の短さです。この60秒のCMの中で、エスパスが写るカットはたった3秒間です。でもエスパスはフランス人全員が知ってるクルマなので、3秒で充分なのです。
またこのCMを見ただけではわかりませんが、パリの街には間違いなくこのCMと同じキャンペーンのビルボードが山ほど掲示されていたはずです。そこには同じキャッチコピーがあり、クルマの横にはきっとこの「ヘクター」がいることでしょう。
フランスのクルマの広告の考え方って、日本とはぜんぜん違うんです。TVはそのクルマの性格やコンセプト、あるいは人々に与えるベネフィットをエモーションたっぷりに伝えることに徹して、デザインを長時間見せるということはあまり重視されません。なぜならクルマのエクステリアデザインは雑誌広告やビルボード、新聞広告などの時間が止まった媒体で長時間見せることができるからです。
特にビルボードは重要視されているようです。なぜならクルマの写真を、時には実物より大きなサイズで見せることができるからです。クルマは大きな製品なので、大きな写真で見せるのはとても効果的、だと思われているようです。クルマのデザインの量感も、大きな写真なら伝わりますよね。
TVではエモーションを、プリントではデザインを。きっぱり分けたこの考え方が、僕は好きでした。
なんて言えるのも、僕は実はルノーの仕事に携わっていたことがあるのです。セーヌ川岸のルノー本社に何度も訪問しました。そして広告担当者に幾度と無く「君の広告でこのクルマのエモーショナルベネフィットが充分伝わるのか?」と聞かれました。「もちろんです」と答えてましたが、今考えてもこのCMのレベルには全然達してませんでしたよ…(涙)
クルマの広告となると、クルマ好きなのでしゃべりすぎてしまいますね。。。。
【予測されるアドアイデア】
ルノーエスパスの広さは、誰もが欲しがる究極の贅沢である。
▼1クリック毎に(プレゼンがマジ迫ってきたgallianoに)元気が出ます!
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"Hector"
agency: Publicis, Paris
client: Renault
country : France
year : 2005
ネコパブリッシング (2006/06)
売り上げランキング: 111763
モーターマガジン社 (2005/01)
売り上げランキング: 234004

ルノーに乗ろう!エンスーCAR本「STRUT」編集部 (2006/10)
売り上げランキング: 95817
投稿者 galliano : 02:29 AM | コメント (0) | トラックバック
March 16, 2005
TVC028 XBOX / ブランド / 「マニュエルのソファー」
TVC028:
"Manuel's Sofa"
by AKQA
for Microsoft
【CMストーリー】
家でゲームで遊んでいるマニュエルの所に彼女が遊びに来た。しかしソファに陣取ったマニュエルはXBOXのゲームに夢中。そんなマニュエルに彼女は不満を爆発させる。やがてマニュエルがとった行動とは…
【コピー】
好きなXBOXのゲームで遊ぼう。百万人を超えるオンライン上のプレイヤーといっしょに。
XBOXライヴ、みんなで遊べば、もっと楽しい。
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+置き換える・例える+説明する
2月アタマにご紹介したプレイステーション2のCM「マウンテン」に負けじと、マイクロソフトが新しいXBOXのCMをスタートさせました。120秒CMということで当初はウェブ用に作られたようですが、TVでも14のヨーロッパの国々からオンエアが始まり、カナダ、米国、アジア、そして今ではオーストラリアでも放送しているようです。ちょっとそのあたり未確認なのですが…
さてこのCMではたくさんの人々がヴァーチャルに繋がって遊べるということを、横に長いソファーで大勢がいっしょに遊んでいるようなものだ、と例えながら、わかりやすく説明しています。しかも楽しそう。しかしそんなソファはないし、最初から大きなソファーでは面白さが半減してしまう。というわけで、ゲームに合わせて大きくなったり小さくなったりというあり得ないソファの映像をリアルに作って、説明の説得力を上げています。しかしこの部屋、ソファの拡大化で壁が押されてますが、隣の部屋はどうなったんでしょうね!
それと注目すべきは途中に出てくる日本人らしき女の子でしょう。海外から見た日本の女の子ってこういうアニメっぽいイメージなんでしょうね!
【予測されるアドアイデア】
XBOXライヴでのプレイは、まるで自分の部屋で知らない人達と遊んでいるように感じる。
売り上げランキング: 133
通常24時間以内に発送
世界最強のゲーム機!大きさで★-1
購入に後ろ向き
性能は保証できるが・・。
"Manuel's Sofa"(120")
agency AKQA, San Francisco
client: Microsoft
country: US
year: 2005
投稿者 galliano : 12:05 AM
March 15, 2005
TVC027 SUV Safety / 「Esuvee現る」
TVC027:
"Keep It On All Fours"
by Bartle Bogle Hegarty NY
for SUV safety
【CMストーリー】
ロデオ会場に集まる人々。これから熱狂的なロデオ競技会が始まろうとしている。しかし、カウボーイ達が乗っているのは荒馬でも荒牛ではなく、それは巨大な…
【コピー】
どうやって乗りこなしてますか?esuvee.comへ。
(解説者は「エシュヴィー(SUV)はパワフルで乗りこなすのが大変だ。重心も高いので倒れやすい」とか言ってます。)
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+置き換える・例える+実証する+誇張する
SUV(四輪駆動車)の運転に関する啓蒙CMです。現在アメリカの映画館で公開されているようで、この表現で大画面だと、ものすごい迫力でしょうね!日本でも見てみたい!でも日本で可能なことはスクリーンに顔を近づけてヘッドホンしながら見るぐらいですよ…それでもじゅうぶんびっくりしますけど。よくできてます。啓蒙CMにいくらかけてるんだ…みたいな。esuvee.comを見ると、いろんなイベントも仕掛けられています。
SUVの運転の難しさをロデオに置き換えて、馬や牛ではなく、誇張した、ありえない生物を登場させています。これがクルマだっていうのは、ヘッドライトとガソリンスタンドのシーンでかろうじてわかるぐらい…esuveeはSUVのゴロ合わせですね(笑)そして実際に人を乗せて転倒させたりしてSUVの危険性を実証・実演しています。
【予測されるアドアイデア】
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ここはちと後日。
▼1クリック毎に(来週のプレゼンに向けて)元気が出ます!
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"Keep It On All Fours"
Agency Bartle Bogle Hegarty NY
Production Company Kleinman Productions
Director Daniel Kleinman
投稿者 galliano : 10:31 AM
March 05, 2005
TVC020 アディダス / adidas_1 / 知性を持った靴
"(title unknown)"
by 180/TBWA
for Adidas_1
【CMストーリー】
ベッドで眠っている男の元に、どこからかadidas_1が届く。ひとりでに足に装着される靴。男は部屋を飛び出し、街を走り始める。しかしその街はどこかが現実離れしていて、夢のようで…
【コピー】
世界で最初の、知性を持った靴。
IMPOSSIBLE IS NOTING, adidas
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+マニアになる+なりきる
ここ数年とっても元気になったアディダスの最新CMが到着しました。しかしなかなかアイデアを分析しづらいCMでしたよ…アディダス1っていう名前の、今月デビューするコンピューター搭載?の靴が商品らしく。しかしそれが消費者にどんな利益をもたらしてくれるのか…? ウェブサイトを見ようとしても、香港からだとなぜか中国語のページに飛んでしまい、なかなかわかりませぬ。まぁ広告戦略としては、その機能を紹介することはスポーツ雑誌やウェブなどの読ませる媒体にまかせて、TVでは徹底的にイメージ訴求することにしたのでしょう。うーん、それ以上のことはわかりません。今回の審査でお友達になった日本のTBWAのECD、ジョンさんに聞いてみるかな…
【予測されるアドアイデア】
アディダス_1は、危険に満ちたこの世界で私を安全な方向に導いてくれる。たとえ夢の中であっても。
【アイデアから表現まで】
本日これから香港観光にでかけるので、この欄はお休みします!
▼1クリック毎に元気が出ます!
<人気blogランキング>
"(title unknown)" (30")
client : adidas
agency : 180/TBWA
country :United States
year :2005
投稿者 galliano : 02:41 PM
TVC020 アディダス / adidas_1 / 知性を持った靴
"(title unknown)"
by 180/TBWA
for Adidas_1
【CMストーリー】
ベッドで眠っている男の元に、どこからかadidas_1が届く。ひとりでに足に装着される靴。男は部屋を飛び出し、街を走り始める。しかしその街はどこかが現実離れしていて、夢のようで…
【コピー】
世界で最初の、知性を持った靴。
IMPOSSIBLE IS NOTING, adidas
【CMアイデアカテゴリーと解説】
あり得ない映像をリアルに作る+マニアになる+なりきる
ここ数年とっても元気になったアディダスの最新CMが到着しました。しかしなかなかアイデアを分析しづらいCMでしたよ…アディダス1っていう名前の、今月デビューするコンピューター搭載?の靴が商品らしく。しかしそれが消費者にどんな利益をもたらしてくれるのか…? ウェブサイトを見ようとしても、香港からだとなぜか中国語のページに飛んでしまい、なかなかわかりませぬ。まぁ広告戦略としては、その機能を紹介することはスポーツ雑誌やウェブなどの読ませる媒体にまかせて、TVでは徹底的にイメージ訴求することにしたのでしょう。うーん、それ以上のことはわかりません。今回の審査でお友達になった日本のTBWAのECD、ジョンさんに聞いてみるかな…
【予測されるアドアイデア】
アディダス_1は、危険に満ちたこの世界で私を安全な方向に導いてくれる。たとえ夢の中であっても。
【アイデアから表現まで】
本日これから香港観光にでかけるので、この欄はお休みします!
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"(title unknown)" (30")
client : adidas
agency : 180/TBWA
country :United States
year :2005
投稿者 galliano : 02:41 PM
February 27, 2005
TVC012-015 モンキーマジック in SUPERBOWL
TVC012: "Monkeys"
TVC013: "Whoopee Cushion"
TVC014: "Titanic"
by Cramer-Krasselt Co.
for CareerBuilder.com
【CMストーリー】
朝のオフィス。エレベーターのドアが開いて社員たちが出社してくる。よくあるいつもの風景…かと思ってよく見ると、その社員達は全員チンパンジーだった!ただ一人の人間を除いて…
【コピー】
新しい仕事が必要ですか?
「ネット最大の転職サイト、
キャリアビルダードットコムへどうぞ。より良い仕事が待っています。」
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+擬人化する
外資系の会社で働いていると、けっこう会社を変わる人がいることに気がつきます。しかも新しい勤務先はライバル会社。別の広告代理店に引き抜かれたりするわけですね。最初は「うわー外資系らしいな!」と思いましたが、あまりにも出入りが多いのでもはや慣れてしまいましたよ…
さてこの会社、CareerBuilder.comはインターネット最大の仕事紹介サイト、90万を超える仕事が紹介されています。「もしあなたの仕事場が最悪でも、ここを訪問すればもっといい転職先があるはずですよ。」それが企業からのメッセージです。「最大」だから他社との細かい差別化も必要ない。シンプルなメッセージだから、広告もわかりやすくなる。
また表現の中で「最悪の状況」を描けるメッセージなので、もう面白い広告が仕上がる条件が揃ってます。しかし条件が揃っているからといって簡単にアイデアが次々と生まれる、というわけではもちろんありません。
見所はなんといっても猿たちの名演技!どのカットも素晴らしい完成度です。しかし皆さんもうご存じですよね。動物の名演技は、名演技が出てくるまで何度も失敗を繰り返すということを…それはもう数十回のテイクは当然なのです。そういう時の現場、スタジオ内は、ものすごくストレスが充満しています… ともあれ、先日ご紹介した猫CMの撮影と較べても恐ろしい手間暇がかかっていることは間違いありません。と思ってCareerBuilder.comのサイトをもう一度よく見てみると、その必死の撮影状況が映像として保存されてましたよ…ウェブに載せたくなる気持ちもわかります。思わずもらい涙ですよ…。
わたくしが笑ったのは、ズボンを脱いで下半身をコピー機に載せている猿(この表現、海外CMではけっこう出てくるのです…それを揶揄しているのかも)と、ブーブークッションが成功して笑いまくってる猿。もうバカすぎ。そして極めつけは、Kiss my assそのままの表現ですね…全てがよく出来てる!
【予測されるアドアイデア】
CareerBuilder.comに行けば、逃げ出したくなるような最悪の仕事場から転職できる。
【アイデアから表現まで】
1: CareerBuilder.comはネット最大の転職サイトだ
2: このサイトに行けば、最悪の仕事場から転職できる。
3: 最悪の仕事場とは、たとえば社員の程度が恐ろしく低い会社だ。
4: それを表現するには、社員が人間じゃなくて「動物」だと面白い。
(ありえない映像をリアルに作る+擬人化する)
5: 動物の中でも、猿を起用すれば皮肉っぽくなって、さらに面白い。
メッセージもストレート、舞台もストレート。ストーリーもストレート。
しかし登場人物達が、普通じゃなかったわけですね…
【おまけCM】
今年のスーパーボウルにはもうひとつチンパンジーが出てくるCMがありました。下にTVC015としてご紹介いたします。というわけで今回は猿CM合計4本。1本の放送料が2億5千万円だから、チンパンジーのショー代として、一晩で10億円が消えていったとさ♪いい話だ。ウキーっ!
TVC015:"Monkey Talk"
for Verizon Wireless
【CMストーリー】
ジャングルの中で、チンパンジーがバナナを手に持って耳に当てている。そして何やら一瞬静止したあと、何やらうなずいている。その姿はまるで…
ではまた次回。
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"Monkeys","Whoopee Cushion","Titanic" (30")
client : CareerBuilder.com
agency : Cramer-Krasselt Co.
director: Bryan Buckley
country :United States
year :2005
"Monkey Talk" (30")
client : Verizon Wireless
agency: unknown
country :United States
year :2005
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Contact me and I will remove it ASAP!
投稿者 galliano : 10:05 PM | コメント (0) | トラックバック
February 18, 2005
ホンダ / IMAシステム / 「感覚」
TVC005:
"Sense"
by Wieden + Kennedy UK Ltd
for Honda
【CMストーリー】
電車が来た時だけ電灯が点くプラットフォーム。人が見ていない時はオフになるテレビ。使われていない時は勝手に止まる水道。それは…
それは「モノ」が感覚を持ち、人に使用されているかどうかを判断し、自分で消費パワーをマネージメントしている世界。ナレーション「使われていないことを『モノ』が知るようになれば、どれだけエネルギー消費が削減されるでしょうか?」「ホンダ IMAシステム」
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+置き換える・例える+繰り返す
2004年、カンヌでブロンズを受賞したイギリスのホンダのCMです。IMAとはインテグレーテッド・モーター・アシストの略で、ホンダ製ハイブリッドエンジンの総称。このエンジンシステムの広告を、ワイデン&ケネディUKはとてもスマートな手法で表現しました。
そこで描かれているのは、とてもリアルに表現された、想像の世界。60秒をフルに使い、ひとつひとつの出来事を丹念に、丁寧に描くことでリアリティと説得力を獲得しています。
【アイデアから表現まで】
アドアイデアは
『世の中のエネルギーの無駄な消費を減らすこと、
それがIMAシステムのコンセプト』
でしょうか。ちょっと違うかな…とりあえず今はこうしておきます。
アイデアから表現への流れは…
1:『世の中のエネルギーの無駄な消費を減らすこと、それがIMAシステムのコンセプト』
2:そのシステムを日常の生活に当てはめて、映像化する。「言い換える・例える」
3:説得力を獲得するために、その映像は合成などを感じさせないように、高品質に制作する。
「あり得ない映像をリアルに作る」
4:映像の意味を観客が理解し、確信を持つまで何度も「繰り返す」。
こうやって、高い知性を感じさせるCMが完成しています。クルマのエンジンを全く見せていませんが、そのおかげでコンセプトが明確に伝わり、「説明くさくない」仕上がりになっていると思います。
IMAのロゴの3文字の見せ方もエネルギーをケチっていて(笑)全体のメッセージが貫かれています。
またこのCMで注目すべきは、素晴らしいオリジナル音楽でしょう。淡々とリズムが進行する中、やわらかく上下するコーラスが、モノが知性をもって生きているように描かれている架空の映像にシンクロしています。この音楽を担当したのは数多くの賞を受賞しているロンドンの音響制作スタジオ、「750mph」。もしお時間があれば彼らのサイトを訪問してみてください。彼らのリールには僕が以前から好きなCMが並んでましたよ!
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"SENSE" (60")
client : HONDA UK
agency : Wieden + Kennedy UK
director: Peter Thwaites
country :UK
year :2003
新潮社 (1996/04)
売り上げランキング: 6,790
通常24時間以内に発送

自分の生活をエンジョイするために働け
世界的企業の経営者として
魅せられて投稿者 galliano : 12:12 AM | コメント (4)
February 16, 2005
TVC003 ソニー / ラチェット&クランク / 「トラクタービーム」
TVC003:
"Tractor Beam"
by TBWA\Chiat\Day Los Angeles
for Sony
【CMストーリー】
何やら広場で機械を操作している若者達。ビデオで記録している若者の声が聞こえる。「『ラチェット&クランク ゴーイングコマンド』のトラクタービームをテストしてます。」若者の一人が空き缶を投げる。弧を描いてトラクタービームに吸着される空き缶。「お〜うまくいったじゃん!」…と、何やら轟音と叫び声が聞こえてきて…
見ると、広場の向こうから金属製のゴミ箱にバーベキュースタンド、そしてキャンピングカー(エアストリーム)まで吸着されようとして砂埃を上げて迫ってくるではないか!唖然とする若者達。「スイッチ切れ!切れ!」あわてて機械を停止させて…止まらない、まだ止まらない、やっと止まった…。なんて強力なビームなんだ…。ナレーション「トラクタービーム。この世界の、15の装備の中のひとつ。」『ラチェット&クランク ゴーイングコマンド』
コピー「生きるのは君の世界で。遊ぶのはこっちの世界で。 プレイステーション2」
※すべてgalliano適当訳
【CMアイデアカテゴリーと解説】
ありえない映像をリアルに作る+誇張する
+マニアになる
昨日に引き続き、プレイステーション2のCMです。こちらはアメリカからのエントリーで、プレステのブランド広告ではなく、『ラチェット&クランク』というプレステ用ゲームの広告です。
わたくしが最初見た時の印象は、「この映像はどうやって撮影・合成してるんだろう…?」でした。転がってくる物体は全部CGである、と考えれば楽なのですが、それにしてはリアル。しかし実際にエアストリームをころがして撮影した?それは撮影現場としては危険すぎるような… いろいろ検索してみたのですが答えはまだ見つかっていません。TBWAの人にお聞きしたいぐらいですよ…
TBWAといえば世界の賞で常連のエージェンシー。彼らが持っているグローバルアカウントはAbsolut, adidas, Apple, Beiersdorf, Hagen-Dazs, Masterfoods, McDonald, Nissan そして Sony PlayStationなど、大きなクライアントが目白押し。「マウンテン」もロンドンのTBWAだし、うーむ負けてられませんよ…☆
【アイデアから表現まで】
アドアイデアは
『ラチェット&クランクをプレイすると、トラクタービームの威力を試したくなる。』
だと思います。
ゲームをプレイしたことで、自分でもトラクタービームを作りたくなった「マニアになった」若者達。CMはその機械が完成した後、初めてテストするところから始まります。撮影しているビデオは、そのテストを記録しているという設定。だからカメラワークもわざと素人っぽく撮っています。投げた空き缶が戻ってくる。ここから観客は、この機械すごいな…実在するのだろうかと思い始めます「ありえない映像をリアルに作る」。テストは成功!見てる側も、ほぉ、これは合成なのか実在するのか…と気持ちが揺れているそのスキに、「誇張された」大事件が起きます。何度見ても、どういう風に作られたのかわかりません。プロとしてどうよ…と自問自答するぐらいの完成度だと思います。ありえない映像は、やっぱりお金をかけて、プロが見てもリアルに作らないと説得力を獲得できないんだなぁ、と再確認した仕事ですね。予算も聞きたいですよ…
ところで、アドアイデアはこれからも「欲望」を感じさせるような記述を心がけたいと思います。「欲望」を刺激する、それがCMの原点であり、全てだと思います。このCMの場合は、「どーしてもビームを現実化して試してみたくなる!」という「欲望」がCMを最後まで見せる原動力になっていますね。
「映像はすごすぎて、きっと合成だろうけど、この若者達が持つ「欲望」はわかるなぁ」
このCMはターゲットであるゲーム好きな人を、そう頷かせる力があると思います。
カンヌではショートリスト(=ファイナリスト)止まりだったようですが…
僕は大好きです、このCM。
"Tractor Beam"
client : Sony Playstation
agency : TBWA\Chiat\Day Los Angeles
director: Jonathan Dayton, Valerie Faris
country :United States
year :2003
84th Art Directors Annual Awards, 2004 (Gold)
International Andy Awards, 2004 (Silver)
CLIO Awards, 2004 (Gold)
The One Show, 2004 (Gold)
The One Show, 2004 (Silver)
Cannes Lions - International Advertising Festival, 2004 (Shortlist)
売り上げランキング: 135
売り上げランキング: 614
通常24時間以内に発送

ラチェット1からの進化!
ラチェット&クランク2 Playstation2 the Best
珍しい「何度も遊べるアクション」投稿者 galliano : 06:20 AM
February 15, 2005
ソニー / プレイステーション2 / 「マウンテン」 / 他1本
TVC002:
"Mountain"
by TBWA London
for Sony Playstation2
【CMストーリー】
ある街で、どこかに向かって走る人々。みんな必死である地点を目指している。そしてその数がどんどん増えていく… 彼らが目指す先は人垣になっていて、皆が頂上を目指している。彼らは何のために登っているのか。頂上にいったい何があるのか…。
やがてカメラは頂上へ。次から次へと最頂点に登り詰める人が現れるが、その瞬間皆に引きずりおろされ、頂上にいられる時間はとても短い。それでも皆がひたすら頂上を目指している。カメラ引いて、ビルより高い巨大な人山の姿をとらえる。
コピー「楽しいよ!一緒にやらない? プレイステーション2」
【CMアイデアカテゴリーと解説】
置き換える+ありえない映像をリアルに作る
2004年のカンヌ広告祭でグランプリを受賞したプレイステーション2のCMです。さてこのCM、特にストーリーはなく、アタマからラストに向けて淡々と映像の過剰度が上昇して行きます。そして最終画面…悪夢のようにも感じる巨大な人の山が圧巻です。
しかし映像の迫力に圧倒されつつも、なぜプレステ2の広告がこうなるの?なぜゲーム画面も本体も見せずにこの広告が成り立ってるの?という疑問が生まれてきます。
おそらくその目的は、「プレステはクールなマシンだ」というメッセージを伝えることにあるのでしょう。子供向けの任天堂とは違う、大人向けのクールなゲーム機。それがこのキャンペーンでの、プレステブランドの位置づけだと思われます。
【アイデアから表現まで】
アドアイデアは
『プレステ2があると、誰もが頂上を目指さずにはいられない。』
って感じでしょうか。
実はこれはイギリスの広告ですが、プレステはヨーロッパ、特にイギリスで、プレステ1の時代から人のマインドに訴えかけるブランド広告を作り続けているのです。たとえばそのメッセージは「プレステの力をみくびるな」であったり、「プレステの未来の姿(プレステ9が登場!)」を見せたり。どの広告も、基本的にゲームの画面も本体も一切見せず、『人間にとって、TVゲームとはどういうものか』という本質的な問いを観客に投げかけ続けているのです。明確に大人向けの商品であることを宣言しているように見えますね。
ここの記事によると、プレステの広告はやはり海外ではコカコーラやペプシ、マクドナルドと同等の大きなイメージを作り出している、と認識されているようですね。
さてこのCMの構造ですが、ゲームで頂上を目指すという行動を、「お山の大将」というアナロジーに「置き換え」て、その山は人でできているという「ありえない映像をリアルに作る」ことで完成しています。
日本でこの"fun, anymore?"キャンペーンがオンエアされたら、どんな反応になるでしょうかね。わたくしもさっぱり予測できません…訳がわからないって言われるのかな。
ちなみにこのCM、周りではあまり好きだという声を聞かないのですが、わたくしは大好きです。だって頭の中で想像するしかないような景色が、リアルに映像化されてるのを見るのってそれだけで刺激的じゃないですか☆(SF好きだし)
監督は2002年のカンヌでもナイキ"Tag"でグランプリをとったフランク・バジェン。彼のプロダクションの名前は、「ゴージャス」。もうすべてがかっこ良すぎ。そういえば"Tag"も「ありえない映像をリアルに作る」ですよね!
歌はシャーリー・テンプルが歌う古い唄、このサイトで聴くことができます。歌詞もありますよ!
"Get on Board Little Children"
クリックするとすぐ音楽が始まります。音量に注意!
"MOUNTAIN"
client : Sony Playstation
agency : TBWA -- London
director: Frank Budgen
country :UK
year :2003
売り上げランキング: 40
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本当に、薄い、小さい。
薄小さっ!!
人それぞれの視点




























